勉強会で解説した
-
序章
- 事物と論理と体験過程
- “体験過程”の記述
- 実存主義の要請と論理実証主義の要請とが包含され得ること
- 前概念的体験過程は行動科学において新 しい方法論を求める最近の多数の声に応えるような基礎的要因である
- 体験過程の前概念的特徴
- 内容的概念は観察資料を組織化するためには役立たない
- 心理治療の領域からの例
-
l 経験された意味の問題
- A 問題の言明
-
この論文は…経験されたものとしての意味のことを扱っている…“感じられた意味(felt meaning)“と か“経験された意味(experienced meaning)” とかいう用語が使われる
-
- B 経験された意味の問題への導入となる二,三の問題
- 心理学における方法
- 心理学における問題
- 心理療法の内容
- 何にフォーカスするか(過去のトラウマなのか現在の問題なのかetc)が派閥によってまちまちだが、経験者は未経験者より成功率が高い、共通の構造があるのでは?という話
- 閾下刺激
- 経験の分節化
- 心理療法の内容
- 意味の源泉としての経験 《意味は経験から始まる》
- 知性は他のものに依存していること
- C この課題には含まれていないが関連のある問題
- 1認知の妥当性
- 2.認知の原因
- 3.これらの問題から今の問題を分けることについての例証と討論
- A 問題の言明
-
第II章 認知において感じられた意味が働く実例
- 導入
- A 人間の認知のあらゆる場合に感じられた意味が生ずることの実例
- 思考
- 観察
- 活動
- 会話
- 芸術、宗教、情動、人々
- B 感じられた意味が認知の経験された側面とか関連した平行的な側面ではなくて, 認知において必要な特別な機能を演じているということを示すこと 97
- 1 問題解決
- 問題について考え、解決策を思いつくプロセス
- 2.再現 (REMEMBERING)又 は分節化 (ARTICULATING)
- 忘れたことを思い出そうとするプロセス
-
心理療法は経験の分節化が絶えず行われる領域
- 3.心理療法
- クライエントの経験をクライエント自身によって言葉にする
- 1 問題解決
-
第III章 感じられた意味の働き方
- A: 認知における感じられた意味の平行的な機能的関係
- 直接照合 (DIRECT REFERENCE)
- 再認(RECOGNITION)
- 解明 (EXPLICATION)
- B: 創造的な機能的関係(“特定”“非平行的”)
- 隠喩 (METAPHOR)
- 理解 (COMPREHENSION)
- 関連 (RELEVANCE)
- 言い回 し(CIRCUMLOCUTION)
- ユージン・ジェンドリンのメタファー概念
- A: 認知における感じられた意味の平行的な機能的関係
-
第IV章 新しいシンボル化の下で働く経験された 意味の諸性質
- A: 経験された意味は論理的関係によって規定されないが恣意的に作用しているわけでもない
- 1: 通常の哲学的手順の逆転
- 2: 何が意味の創造を決定するのか
- まとめ
- B: 新 しいシンボル化の中で働いているものとしての経験された意味の特徴
- 導入
- 1: 経験の無数的特徴
- 2: 経験の”多スキーム的”性格
- 3: 意味は類似(LIKENESSES)であり,その逆も真である 意味は類似であり逆も真
- 4: 関係または諸関係
- 5: 多様性
- 6: どんな概念も多くのものの中のひとつである
- 7: 経験された意味は他の経験された意味の新しい面を (部分的に)スキーム化できる(創造的に決定できる)
- 8: あらゆる経験は何か他の経験によってスキーム化された側面を持ち得る
- 9: 創造的退行
- A: 経験された意味は論理的関係によって規定されないが恣意的に作用しているわけでもない
-
第V章 普遍性の原理:”IOFI”
- 導入
- 1: 方法論的質問は論文の中の意味やその役割に含まれている体験過程の種類に照合し得る
- 2: それ自身の実例として体験過程を特定 《説明》すること
- 3: 反射性: “IOFI”と しての体験過程は意味である
- 4: “IOFI”の応用可能性
- 5: “IOFI”は機能的関係の原理である
- 6: “IOFI”と相対性に対して適用された機能的諸関係の間の選択的区別 (OPTIONAL DISTINCTION)
- 7: “IOFI”, 相対性と, さらに相互に対して適用された例証的な問題
- 8: 反射性(REFLEXIVITY)
- 9: “IOFI”原理と伝統的哲学
-
第VI章 哲学における応用 2JJ
- A: 相対性が含意する哲学的方法の原理 23イ
- 1.生じ得る無数の意味 “6
- 2.決定性 (DETERMINACY) 2J6
- 3.選択的公式化 (OPTЮNAL FORMULATION) “7
- 4.開放的スキーム(oPEN SCHEMES) “7
- 5.ス キーム (scHEMES)の評価 “9
- 6.あ らゆる用語の相対性 (相対的ではあっても基本的な性質が損なわれていない最 も基本的な用語を含む) 2ω
- 7.機能的同等性 2ク
- 8.論理形式 245
- B: 幾つかの哲学的問題に関わる結論 27
- A: 相対性が含意する哲学的方法の原理 23イ
-
第VII章 心理学的理論と研究への応用 255
- A: 体験過程に照合する用語 万6
- 導入 256
- 1.課題:体験過程に対して科学的に照合することができるようにすること 257
- 2.体験過程の機能の観察 2”
- 3.“体験過程”は どのようにして知られ,ま た定義され得るか(用語についての幾つかの定義)
- B: 心理療法の理論における現在の論争点 2刀
- 1.治 療 における概念化の程度 と種類 2刀
- 2.経験と“一致” 279
- 3.他 の種類の シンボル化の役割 289
- C: 提案された方法と論理実証主義並びに心理学における 操作主義との間の関係 295
- 1.研 究における最初の実証主義的段階以前 2%
- 2.操作的な結論の後の段階で 2磐
- 3.探究の新形式 と原理 299
-
第I章の付録
-
- 1.現 象学的方法 θ
- 2.意 味の経験 は識別 され得 る し,認 知 における独 自の働 きを持 ってい る θ “
- 3.意味についての経験はイメージや知覚 と区別 される θ “
- 4,意味はシンボル的な思考とは別のものとして経験される “J”