AさんはXとYが対立していて「遠いもの」だと思っている しかしBさんはXとYが近いものだと考える、それに対立するZがあると考えている
具体例
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- Aは「ノー残業デーの徹底X」をブラック企業の「強制的に残業せざるを得ない状態Y」と対置している
- BはXもYも「いつ仕事をするかに対する裁量が奪われている状態」だと捉えている、時間の定めのない裁量労働Zを対置する
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「生きたくないが死にたくもない」
- Aさんは「生きたい」「死にたい」の二項対立だと考えている
- Bさんは「死にたいわけではない」「生きたくない」「ただ消え去りたい」という
- 「能動的に行動したい」「したくない」の二項対立
- 「生きる」も「死ぬ」も能動的行動だと認識している
- (この認識が正しいかどうかはオフトピック)
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「狗子仏性」は誤った二項対立
- 犬に仏性があるか、ないか、は誤った二項対立
- see 隻手の声
弁証法の具体的パターンの一つ
Q: 誤った二分法との関係は?
- 「誤った二分法」の指摘は暗黙に境界の存在を仮定してるところに「本当に境界があるか?」と疑問を呈してる感がある
- 「誤った二項対立」は元の対立自体は否定していない
- 対立軸が追加されている
- 元の対立を暗黙に「大きなもの」と捉えている人に「それは小さな対立で、もっと大きな対立がある」と言ってる感じか
- 大きいかどうかは主観かもね
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