「誤った二〜」に関する概念がこのプロジェクトにいくつかある
二分法は、ある集合Sの要素が集合Aと集合Bにもれなくかぶりなく(MECEに)分けられるという考え方。 AにもBにも含まれない要素があったり、AにもBにも含まれる要素があったりすると成立しない。 例: できないは誤った二分法
二者択一は、二つの選択肢A, Bからどちらかを選ばなければならないという考え方。 第3の選択肢があったり、両方の選択肢を同時に取ることができるなら成立しない。 2つの選択肢で悩んでるときに「この2つから選ばなければならないというのは誤った思い込みなのではないか?より良い第三の選択肢があるのでは?」と気づくことが大事。
「あなたが落としたのはこの金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?」
- 金の斧か銀の斧かどちらかを選ばなければならないと思い込んだなら「誤った二者択一」
- 正解は「どちらでもない、鉄の斧だ」だった
関連:
- 選択肢が2個の場合と3個の場合では意思決定の質が7.7倍良い。see 選択肢の量と意思決定の質
二項対立は数直線のような1本の軸があり、片方の端がA、もう片方の端がBである、という考え方。 ある一つの値Xがあって、その値が大きくなるほどAが増え、Bが減る、とも表現できる。 Aを増やさずにBを減らすことができるなら、成り立たない。 例: 満足の反対は不満足ではない 僕のこの言葉の使い方は辞書的な意味での二項対立とはちょっとズレがあるかも。
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《dichotomy》論理学で、二つの概念が矛盾または対立の関係にあること。また、概念をそのように二分すること。内側と外側、男と女、主体と客体、西洋と非西洋など。二分法。https://dictionary.goo.ne.jp/word/二項対立/
- 逆にここで言ってるような「A←→B」なものは一般的には何というのか?トレードオフの関係?
- 2022-11-26 これ、そもそもこの辞書の記述が「二分法」と「二項対立」を区別してないんじゃん
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二項対立(にこうたいりつ、英:dichotomy、binary opposition)とは論理学用語の一つ。 二項対立 - Wikipedia
- このdichotomyとbinary oppositionは英語版ではそれぞれ異なる記事になっている
- Dichotomy - Wikipedia
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A dichotomy is a partition of a whole (or a set) into two parts (subsets). In other words, this couple of parts must be
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jointly exhaustive: everything must belong to one part or the other, and
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mutually exclusive: nothing can belong simultaneously to both parts.
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- うん、これは僕が「二分法」という言葉で指している概念
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- Binary opposition - Wikipedia
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A binary opposition (also binary system) is a pair of related terms or concepts that are opposite in meaning.
- うん、これは僕が「二項対立」という言葉で指している概念
- 例: 上下、左右、オンオフ
- 読み進めるとだんだん怪しくなるな
- 二項対立はソシュールの構造主義理論に端を発していて「善と悪」のように相互に相手の意味を定める
- 僕はそんな話はしてない
- 「典型的には片方がもう片方を支配する」とか言い出す
- それは一部の哲学における思想だろ、僕はそんな話はしてない
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- 良い言葉が見つかるまで、二項対立という言葉を上記の定義で使う
関連 from /villagepump/2022/11/25
- 「誤った二〜」について
- オリジナルはfalse dichotomyなので「誤った二分法」
- それを僕は細分化してる
- 誤った二者択一
- 選択肢が2つしかないと思い込む間違い
- 「案Aと案Bのどちらが正解かな?」
- 案Cが正解の可能性がある
- 2つの選択肢に視野狭窄してるのは良くない
- 誤った二分法
- あるxが二つの集合A, Bのどちらかに属すると思い込む間違い
- 「xってAかな?Bかな?」
- AとBがMECEでないならxが「AでもBでもない」や「AとBの両方」になりえる
- AとBがMECEでも、xが大きさのない点でなければ両方になりうる
- 誤った二項対立
- あるxがA-B対立軸に乗ってると思い込む間違い
- 「xを『とてもA』〜『とてもB』の5段階スケールで表現するなら何?」
- 「ヘッドマウントディスプレイは高性能だと重くて首に負担がかかる、軽くすると性能を高められない」
- 性能と首への負荷の低さを対立軸で考えている
- この対立軸で考えると「高性能だが、寝て使うので重量を床に逃すことができる」のようなこの対立軸の上に乗らないアイデアを無意識に除外してしまう
- 誤った二分法 - Wikipedia
- False dilemma - Wikipedia
- 意外、英語版だとジレンマの方を見出しにしてるんだ
old title: 誤った2