2023-08-30
AIが毎日研究ノートを書くシステムの、当初予定していた用法ではないが有用なユースケース
歴史
- 元々はAIが「最新のAIノートのページ」を読んで1日1ページ無名のページを新規作成する設計だった
- 実験過程で「他の選択肢」を試したくなり、読むページをURLで指定できるようにした(—urlオプション)
- この結果、無名のページが作られると何が何の後続なのかわかりにくくなるため、指定ページに追記する「上書きモード」(—overwrite)が追加された
- 新しいトピック「🤖🔁XXX」を作る際にページタイトルと同じ内容「XXX」を本文に書く運用を何度かやった後で人間がそれをやる必要ないよなと気づき、別件のバグ修正のついでで「ページが空であるならタイトルを使う」という実装をした
- これによって[赤リンク]を作った上で、その赤リンクを指定すれば、リンクタイトルでベクトル検索した結果を用いてページが作られるようになった
- これが有用
- どういうエクスペリエンスをもたらすかというと:
- 「確かこんなことを書いたことがある気がするな〜」
- (ここでScrapboxのリンクサジェストにより支援されることもある)
- されなかった場合に、今までは検索などを使って探さなければつながらなかった
- それをAIに任せることができる
- どういうエクスペリエンスをもたらすかというと:
- さらに発展
- AIの生成物とか、AIが発掘した過去の記述とかを見ていい「長めのフレーズ」があった時に、マーカーを引く感じでリンクにする
- 当然赤リンクになる、これは長いので勝手にはつながらないだろうと予想される、そこでこれを「赤リンク延伸」する
具体例1
- 🌀交換様式DでAIが「問題解決の過程での交換の重要性を再認識しました」と言った
- 「問題解決の過程での交換の重要性」が何かわからなかったので赤リンクにして延伸した
- AIが「問題解決は理想と現状のギャップを埋めるものであり、その過程での情報交換は重要です」と言ったので「なるほど、情報交換は交換ということか」と理解した
- この気づきを情報交換は交換に書いた
- しばらくして「知識交換の交換様式はAなのか?」という疑問が生じた
- そこで生まれた「贈与の対象としての公共」を赤リンクにして延伸した
「説明のある検索」だな
- なぜそれを候補に出したのかの説明がついている検索
- 説明のあるレコメンド
- 理由のあるレコメンド