第I部 なめらかな社会
- 第1章 生命から社会へ
- 1.1 複雑なまま生きる
- 1.2 膜と核
- 1.3 私的所有の生物学的起源
- 1.4 オートポイエーシス:生命システムと環境
- 1.5 人工物としての社会制度
- 1.6 責任なき社会,自由意志なき社会
- 第2章 なめらかな社会
- 2.1 権力者と組織
- 2.2 ソーシャルネツトワーク
- 2.3 網,膜,核
- 2.4 ステップ,フラット,なめらか
- 2.5 なめらかな社会
第II部 伝播投資貨幣PICSY
- 第3章 価値が伝播する貨幣
- 3.1 貨幣の共通性と多様性
- 3.2 PICSY:フローベースの代替通貨
- 3.3 PICSYは 実際に利用可能か
- 第4章 PICSYのモデル
- PICSYの予算制約
- 4.1 一般的な評価システムとしての静的モデル
- 4.2 貨幣システムとしての動的モデル (自己評価法)
- 4.3 カンパニーとその仮想性
- 4.4 中央銀行法
- 4.5 仮想中央銀行法
- 4.6 3つの方法の比較
- 4.7 まとめ
- 第5章 PICSY,その可能性と射程
- 5.1 PICSYは何をもたらすか
- 5.2 PICSYの 実現
- 5.3 実現への批判とそれへの反論
- 5.4 応用
- 5.5 なめらかな社会としてのPICSY
第III部 分人民主主義Divicracy
- 第6章 個人民主主義から分人民主主義へ
- 6.1 ネットは民主主義を再発明できるか?
- 6.2 近代民主主義が抱える問題とその突破
- 第7章 伝播委任投票システム
- 7.1 伝播委任投票システムの実現
- 7.2 課題
- 7.3 分人民主主義の意義
- 7.4 なめらかな社会としての分人民主主義
- 非線形投票
第IV部 自然知性
- 第8章 計算と知性
- 8.1 万能機械主義の時代 :1936年 ~
- 8.2 身体環境主義の時代 :1968年 ~
- 8.3 ネットワーク主義の時代 :1995年~
- 8.4 社会知性 :コンピュータとしての社会
- 第9章 パラレルワールドを生きること
- 9.1 メデイアとは何か
- 9.2 ゲームと労働
第V部 法と軍事
- ヒットラーはルソーの帰結
- 第10章 構成的社会契約論
- 10.1 問題の所在
- 10.2 構成的社会契約への道
- 10.3 構成的社会契約試論
- 10.4 私が政府である社会
- 第11章 敵
- 11.1 シュミットの銀河系
- 11.2 オートポイエーシスと友敵論
- 11.3 公敵なき社会 終章 生態系としての社会へ