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2018年4月から成蹊大学の塩澤先生/shiologyの民法IIを聴講している
- 聴講生という仕組み自体の体験記はこちら: 聴講生・科目等履修生申し込み体験記
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「自分が近い将来、フルの授業を持つ可能性がある」という気持ちで授業を受けるのは初めて
- 非常勤講師で一枠だけ話すのは何度かやったけど、やっぱり1時間話すのと毎週1時間を12回とか話すのは別物
- 正直シラバスとか何を考えて作ればいいかよくわからない
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習ってる民法の話をここでまとめるつもりはない
- 改めて「なぜまとめる気がないのか」を考えてみると興味深い
- 考えてみた: アウトプットを焦ると劣化コピーになる
- というわけで「民法II体験記」でも「聴講生体験記」でもないのでこんなタイトルになった
- 改めて「なぜまとめる気がないのか」を考えてみると興味深い
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「教え合う学びが大事」
- これは僕も首都大の授業で3年に渡り言い続けた
- が、それを授業内で実現する方法は思いつかなかった
- 授業が終わってから各自がやるイメージだった
- 塩澤先生のバディを作るメソッドは有用
- 事前に大きな紙が配布してある
- 「民法は何のためにあるか」みたいな「正解のない問」について5分くらいとって紙に書かせる
- 5行以上書くように言う
- 書き出し法
- 次にバディ(相棒)を探させる
- ペアを組みましょう的な僕の苦手なやつ!
- バディのいない人は手を挙げると先生がマッチングしてくれる
- バディに自分の考えた答えを説明する
- 説明を聞いた人は、説明を聞いたしるしに署名をする
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- 署名は一応消しておいた
- 複数人に回答を発表させて多様性を可視化
- 正解がないを実感させる
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「書いて考える」
- 僕は講義資料にかなり情報を入れてしまうタイプ
- 講演スライドは著作
- それによって聴衆は常に画面を見ていなければならなくなるから「書いて考える」ことができない
- 先生のスタイルの方がいいのかなぁ
- 逆に塩澤先生は、話と関係ないブログのトップページを開いたまま「法的三段論法、知ってる人?知らないの?すごく大事なことだよ?」と危機感を煽った上で、何も画面使わずに口頭だけで説明する
- 画面に何も情報がないのだから耳でしっかり聞いて書き取るしかなくて、聴衆がみんな書くモードになっててうまい。
- そしてそれが終わってから図解で説明して、心的イメージの補完をしててうまい。
- 「前の方の人はもう10行も書いてるぞ」という煽り
- 僕は講義資料にかなり情報を入れてしまうタイプ
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まず授業前にQRコードが表示されている
- そのQRコードを開くと、Scrapbox
- それ自体にQRコードが貼られている
- スクリーンに出ている間にQRの撮影ができなかった人は周囲の人に取らせてもらえばよい
- うまい
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Scrapboxのプレゼンモードを使わない
- ジェスチャーでのスクロール、ズームでやる
- 先で話すことの質問をされたらシュッとスクロールして見せて「この後話す予定」をチラ見せ
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後ろ3列に座ってはいけないルール
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発言回数が平常点になる
- 当てられて発言したものを自分でカウントする
- 発言の内容は問わない
- 同時に手が上がったら前の席が優先のルール
- すごいインセンティブづくり
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過去問はブログに全部ある
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条文を全員で音読
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iPadからAirPlayで表示しているっぽい
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大きくてしっかりしたピンマイクを付けている
- マイクを手に持ったらiPad+Pencilでのプレゼンはできないからねぇ