KJ法がどれくらいの時間をかけて行うものなのかに関して川喜田二郎が明確に書いているところがあった。50枚で10時間前後かかる、と書いている。

「1.5時間でKJ法をやる」的なワークショップ設計に、今までは個人の肌感として「短すぎないか?」と思っていたが、今後はこれを根拠に「それは川喜田二郎の言う狭義のKJ法ではないですね」と指摘できる。

まず第一に、統合型花火は短時間でまとまるが、KJ法は、ある程度時間がかかる。例えば、四〇五〇枚の素材ならば、統合型花火では二三時間、KJ 法なら一〇時間前後かかる。この意味からいっても、統合型花火は簡単なまとめであり、 KJ法は本格的なまとめということになる。それだけでなく出てくる結論の上でも、統合型花火はその場で通用するまとめであるのに対して、KJ法で得られる結論は長期にわたって通用する。

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from 探検ネット(花火)勉強会