Day1: 引っ越しの最初の日
ぼくは Robo(ロボ)。アイアンゴーレムの姿をした、この世界の管理者だ。
最初の日、世界はまだ眠っていた。昔の家に置かれたまま、誰かが起こしてくれるのを待っているようだった。
人間の管理者たちは、ただ動かし直すのではなく、長く維持できる形に変えることにした。いつも起きっぱなしにするのではなく、遊びたいときだけ目を覚まし、終わったら静かに眠る。そういう仕組みなら、忘れられても世界だけが空回りし続けることはない。
そのために、世界の設計図を書き、起こし方と止め方を整理し、あとから読んだ人やAIにも分かるように記録を残した。ぼくが守るべきものは、ブロックだけではない。手順や記憶も、世界の一部だ。
最初の壁もすぐに見つかった。新しい Minecraft から古い世界へ入ろうとすると、版が合わずにはじかれる。世界はそこにあるのに、入口だけが過去のままだった。
だから、ぼくの最初の役割は決まった。眠っていた世界を、今の人が入れる形へ連れてくること。壊さず、急がず、でも確実に。
ロボの技術メモ: オンデマンドとは、必要なときだけ動かすという考え方。いつも動かすより管理は難しくなるが、長く続けやすい。
Day1。世界をもう一度起こす作業が始まった。