濱口 秀司のコラボレーション実験 一人で考えるのと大勢で考えるのの比較実験
- A: 1時間議論
- B: 20分間黙って一人で考えて、残りの40分で議論
- C: 20分間黙って一人で考えて、共有してからもう20分黙って考えて、最後の20分で議論
- D: 40分間黙って一人で考えて、最後の20分で議論
Aが悪く、B, C, DはAより良くて、中でもCがもっとも良い
4 濱口秀司さんのアイデアのカケラたち。 - ほぼ日刊イトイ新聞 実験の詳しい話はどこで読めるのかな?
関連
http://www.dhbr.net/articles/-/5008 ハーバードビジネスレビュー 2017 10月号 p.120
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202個入りの積み木(kuum)の2セットが与えられ、60分で「すごい作品を作れ」という課題
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すごさの定義や評価基準はチームに委ねられる
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この実験は3チームに別れている
- A: メンバーの自由に任せる
- B: 40分個々人で作品を作り、その後シェア
- C: 20分個々人で作品を作り、その後シェア、それからバイアスモデルを考え、バイアスをブレイクする
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結果
- Aチームは議論で時間を使いきり、作品完成に至らなかった
- Bチームは40分の間に興味深い発想に至った個人がいて、共有フェーズでその発想が採用された
- 積み木を使ってパラパラマンガを作り始めた
- Cチームは20分の間に興味深い発想には至らなかった
- しかし出てきた作品をみて議論をした結果、出てきた作品が「止まっていることを前提にしている」というバイアスを発見した
- そのバイアスをブレイクすることを考えた結果、動きのある作品が作られた
- BチームとCチームが同点だった
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一人で考えて、具体的なものを作ってから切り口の議論をすることが有用
- 具体的アイデアと抽象的切り口のペアであることが重要
- 具体と抽象の結合が重要
- 最初から議論を始めたAチームは抽象的切り口の議論に終始した
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- Cチームは20分間バイアスについての議論をしたが、ここで7人それぞれがバイアスを考える並列作業をした方が良かったのではと濱口は考えている
- この考えに基づいて別のワークショップを行い、実際に良かった、とのこと
- Cチームは20分間バイアスについての議論をしたが、ここで7人それぞれがバイアスを考える並列作業をした方が良かったのではと濱口は考えている