テクノロジストの条件 sec. 1

  • 未知なるものをいかにして体系化するか。

  • その典型がメンデレーエフによる周期表の発見。彼は既知のものを体系化したわけではない。既知の元素に秩序をもたらすには、いかなる未知のものを想定しなければならないかを考えた。

「未知なるものの体系化」の考察メモ from Hatena2010-06-11

  • 「リストを作る:今知られているものが全てではない」

  • 「順序がある:正しい唯一の順序は存在しない」

  • 「例外がある:新しい要素を導入することによる例外の除去」

  • 「値がある:抽象化する。ゼロ→実定数→関数、確率分布、複素数etc」

  • 「規則性が分からない:シンプルな例を観察し規則性を見出す」

  • 「種類が沢山ある:より種類の少ない構成要素の組み合わせではないか」

  • 「AかBか:組み合わせではダメか」

  • 昨日一人ブレストしてこれくらい考えた

  • 2021-06-28の考察
    • 「AかBか:組み合わせではダメか」

    • ドラッカーのいう「未知なるものの体系化」は「体系化」することが前提になっている
      • しかし実際に未知のものを体系化したのか?
      • メンデレーエフは具体的には何をしたのか
        • 既知のものを性質と重さで分類して並べた
        • その時に「知っているものがすべて」だと考えずに「未知のものがある」と想定して並べた、ここがすごい
        • 未知のものの存在を想定する
      • これは、既に十分な量の「既知のもの」があったので、それを体系化することによって「穴」を発見できた、という事例だろう
    • 未知なるものを「体系化」したのではない
      • 体系化によって未知なるものを発見したのだ
      • 手段と目的
        • 体系化は目的ではなく、発見のための手段
    • 盲点カード
      • これは盲点を発見することを支援できないか、と考えて作ったもの