from 日記2023-10-23 書き溜めたものがない人が書籍に対してだけRAGして有益か?
自分で書いた文章が書籍60冊分くらいある、これに対するRAGを経験した、書籍を裁断スキャンしたものもある、それに対するRAGも経験した Q: 書き溜めたものがない人が書籍に対してだけRAGして有益か?
A: 有益だけど、その有益さの形はあなたが期待しているものではないと思う
- 本を読まずに本を読んだ時と同様の知識が得られるわけではない
- むしろ普通に読むより苦しい読み方になる
- 有益さ
- 乱読のセレンディピティにおける修辞的残像
- シントピックリーディング
- これらの効果が有益
- 具体例
- 内面体験からの洞察は、より反応性のあるガバナンスに近づくための鍵
- 適切なクエリを発行することで関連する文書断片が5件得られた
- これは5冊の本を並行して乱読し、運良くセレンディピティで「関連する断片に出会う」を引いた状態
- これを長期的に積み重ねていくと複数の書籍を跨いだ知識のネットワークができる
- 書籍を頭から読んでいくのは、通常はスムーズな流れになるように設計されているからイージーな読み方
- それに対してこの読み方では文脈を無視して一番関連の強いところにジャンプする
- そこから前後に読む
- これを書いてて思ったけど、そもそも書籍を逆順で読めることが前提かも
- まあでも少しずつ刻んで読めば前からしか読めない人でも多分できるのでは…
- これを書いてて思ったけど、そもそも書籍を逆順で読めることが前提かも
- LLMがある時代の「読む」はそれまでの「読む」とは違うだろうなと思っていたが、その「違う形」の一つが僕の手元では現実になってる