論理的な主張には必ず「根拠なく正しさを仮定していること」が存在する
試しになんかの主張を分解してみよう
- 「人間は理性的でないのでコンピュータにある種の権利を委譲すべき」
- 「人間は理性的ではない」
- 「コンピュータはもっと理性的」
- 「より理性的なものが権利を持つべきである」
- これは怪しい
- コンピュータに権利は必要なのか?
面白がってコンピュータの人権みたいな一見矛盾した言葉を作って遊んでいたけど、いざ「コンピュータに権利が必要か?」という議論になると、さほど必要だとは考えていない自分に気づく
- 「権利を委譲」ではなく「意思決定を委ねる」がしっくり
- 「人間はあまり理性的でないので、より理性的なコンピュータに意思決定を委ねるべき」
例: 投票権
- 投票権をコンピュータに与えるようというとホモサピエンスは反発する
- コンピュータに投票権を与える必要はない
- ホモサピエンスが投票の意思決定をコンピュータに委ねればいい
- 「ホモサピエンスのうちの、自分で投票先を決めるのではなくコンピュータに決めてほしいと思う人」の数だけの票をコンピュータが持つのと同じ状態になる
コンピュータは直接的にホモサピエンスに危害を加えるのではなく、思考を都合の良いように誘導するのがいい 輿論戦 智能化戦争 現代における実際の戦争
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すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。 法律を破らなければならない