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グループウェアは言葉の流通をスムーズにする ⇔うまく言葉にできないモヤモヤは言葉になるまで流通しない

モヤモヤを言葉にすること 不得意だと感じる人がいる 言葉にすることの手助けをしてあげたい それが「チームワークあふれる」ために良いこと

一つの方法: 話を聞いてあげる

  • このやり方を洗練させたものが「傾聴」や「コーチング」と呼ばれる
  • コーチングの一手法「クリーンランゲージ」
    • 話し手の使った言葉だけを使う
    • 勝手な解釈で別の言葉に変えない
    • 聞き手は自分の意見を言わず質問だけをする

高いと思う?専門の訓練をした人を2時間拘束し、自分一人のためにすごく集中を要する仕事をさせるので…

ソフトウェアによる傾聴 人間よりソフトウェアの方が得意なのでは?

ソフトウェアで人間のコーチの振る舞いを模倣する

  • 質はもちろん落ちる
  • 代わりに別のメリットが生まれる

ソフトウェアであることのメリット

  • 「話を聞いてほしい!」と思ったらすぐ使える
    • 生身の人間と違って予約を取ったりしなくていい
  • 使えるシチュエーションが増える
    • 早朝に散歩しながらでも使える
    • 深夜に入浴しながらでも使える
  • 「相手に悪い」という気持ちにならない
    • 「まだ人に聞いてもらえるほどまとまってないから…」とか言って一人で悩む人がいる
    • その状態を助けるための手段が「相手に悪い」という遠慮によって使われないのは本末転倒
    • 相手が人でないこと自体にメリットがある
    • 深夜早朝にも使える

ここでメタファーの話に進むより、仕組みと特化モードの話をした方がいい

ユーザの入力からキーフレーズ(一塊の意味を構成する一単語または複数単語の連なり)を抽出する どれが今最も掘り下げるべきキーフレーズかを決定する 質問テンプレートにはめ込んで応答を生成する

囲われたフレーズ

基本的な名詞句のキーワードはYahooのキーフレーズ抽出APIを使いつつ、それでは不足な動詞句などをパーセプトロンとルールベースで抽出している

厳密に言えば「質問テンプレートとキーフレーズの組み合わせ」に対してスコアが付き、最もスコアの高い組み合わせを選ぶ 質問テンプレートによって使うキーフレーズは0〜2個と異なる 勘違いされがちだが「ランダムに選んだキーフレーズに対してランダムに選んだ質問をする」とは違う、乱数は使っていない 内部的に状態遷移図があり、各状態で使う質問候補が異なる。例えば2つのものの関係を聞く質問は個別のキーフレーズを十分掘り下げた後でしか聞かない

基本的には「会話の中で繰り返し出現したキーフレーズは重要なものである可能性が高い」というスコア付けの仕組み

Keichobotは自由な目的に使える(汎用モード) 不慣れな人にとって「どう使うかは自由です」だと、かえってやりづらいのかも? そこで特定の目的に特化したモードを作った

  • 文章執筆支援モード
  • 振り返り支援モード
  • 作る提案支援モード

振り返り支援モード

自由な目的に使える汎用モード 不慣れな人にとって「どう使うかは自由です」だとやりづらいのかも? 3つある

KPTモード KPTとは

KPTとは: 振り返りをするときに思考を整理するためのフレームワーク よかったこと(Keep), 悪かったこと(Problem), 試したいこと(Try)を書く

フレームワークは人間が埋めるだけの一方通行だが、Keichobotと組み合わせるとユーザが書いたことに対して質問をしてくれる ユーザはその質問に答えてもいいし、無視して次の項目を入力してもいい

「聞き返してくるフレームワーク」になる

テンプレート系の手法はしばしば質問の形式に書き換えられる、でテンプレートを質問の形にしてKeichobotのシステムに載せると「聞き返してくれるテンプレート」

フレームワーク 普通のテンプレートは一方通行なんだけどKeichobotはユーザが書いたことに対して質問をしてくれる。ユーザはその質問に答えてもいいし、無視して次の項目を入力してもいい

既に汎用モードを使い慣れている西尾には判断がつかないので、是非使ってみてポジティブでもネガティブでも感想をください


ストーリーとして喋ってみると飛躍があるのでそこを埋める

  • モヤモヤを言葉にする必要がある