-
BMOTシリーズ 第1回
-
キーワード: 知的生産
-
2018-06-20
-
- リアルタイムで中継されて、かつ後から見返すこともできる、というチャレンジ
- 立川さんのMacで録画録音したのだけども話者が動き回るので音があまり拾えていない(残念)
-
参考資料
- [/chiteki/2014年01月号 「デジタル黒板」で講義が変わる](https://scrapbox.io/chiteki/2014年01月号 「デジタル黒板」で講義が変わる)
- [/shiology/05157-180609 「講義レジュメ」なるものをやめることが授業改善の第一歩だと思う](https://scrapbox.io/shiology/05157-180609 「講義レジュメ」なるものをやめることが授業改善の第一歩だと思う)
ーーーーー 益田さんがリアルタイムで書き起こしていたものをいただきました! [/nocchi/西尾さん BMOT特別授業第1回知的生産](https://scrapbox.io/nocchi/西尾さん BMOT特別授業第1回知的生産)
ーーーーー ビデオを見返して補足
-
授業という者に対する既成概念を変えていきたいという話
- 「授業という言葉で何を連想されます?」「先生が前で話をして学生がメモを取る」「なるほど(メモメモ)」「何で先生がメモ取ってんですかw」
- 最近、成蹊大学の塩澤先生の授業を聴講している
- 「授業は体育」
- 一方的に知識を伝える場は良くない、一緒に考えたり議論したりする授業=体育。体育に関して、先生だけが体を動かして生徒がそれを見るだけとかありえない。ありえないのに、体育以外の科目では平然とそれが行われている。
- 先生は「授業と講義は違う」とされている。とてもよい。僕も、知識を一方的に伝える講義ではなく、業を授けるアクティビティとしての授業をやりたい
- 「知的生産」ってタイトルで、「知的生産とは何であるか」「知識とは何であるか」という内容のスライドを90枚とか用意してべらべらしゃべって「ご清聴ありがとうございました~」って去ったら、全然体育ではない。
-
「Q: 自己紹介はしないのですか?」あー、するつもりは全くなかった
- 副業記事で炎上してた話
- 「たとえ無償でもやっていた」というタイトルが誤読されて「無償でやるのは良くない」と炎上した話
- 副業の目的はお金ではなく学びである、だから「たとえ無償でもやっていた」というタイトルになった、しかしあまり伝わらなかったようだ
- 「Q: 会社は副業に関して何も言わないんですか?」「A: 会社は副業超ウェルカムです」
- 副業記事で炎上してた話
-
知的生産を考えるようになった一番最初のきっかけはドラッカーだった
-
人が1人作業をして靴下が1つ出来る
-
機械が導入されて生産性が向上する
-
このころ、マルクスとかはこの生産性の向上分を装置を所有している資本家が取ることによって格差が増加して社会が不安定になるとか言ったわけだけども、現実には大きな問題は起きなかった、なぜか
-
生産機械がどんどん複雑になっていき、その機械を操作することによりたくさんの知識が必要になった
-
知識は資本家の手元にたまるのではない、労働者の中にたまる。資本家がいけ好かないので転職するってなった時に、知識は労働者と共に移転する。
-
「知識が資本だ」とかいうと何を言ってるんだという感じになりがちだが「競争力の源泉が資本の有無から知識の有無に移っていく」ということ。ドラッカーのポスト資本主義社会を1ページでざっくっり要約するとこんな感じ
-
で、これを踏まえて、資本主義社会においては資本家は儲かった利潤を新しい生産装置に投資することでより儲かる量を増やすという拡大再生産をしていた。じゃあ、ポスト資本主義社会において、個々の労働者はどういう戦略で拡大再生産をしていくのか。
-
当然知的生産の方法に投資することで拡大再生産するのだろう
-
余剰時間や余裕資金をを知識の生産や獲得の方法に投資するってこと
-
本などで流通している「コモディティ化した知識」(簡単に手に入る知識)ではなく、入手が困難であるような知識がどうすれば手に入るか。
- 前半で少しふれられた「パラレルワークは学びの機会」というのがここに関連してくる
-
補足: 社会人大学院生ってそもそも余剰時間や余剰資金を大学院での学習という知識獲得機会に投資してるわけだよね。言語化されていなかったかもしれないがこの場の多くの人がこの戦略を選択している
-
知識とは何かという問いで、実践知と答えたことによって話が錯綜し始めるフェーズ
- イメージしていたのは学問のすすめでの学問の定義
- まだ形式化されていない、表出化されていない、という文脈で「暗黙知」というキーワードを出してしまってさらに錯綜。暗黙知は2通りの意味があるので適切ではなかった。
- 「暗黙知と形式知っていう対義語をしれっと使っているけど読んでないとわからないのでは」確かに
- 「暗黙知と形式知の対置構造は、あくまで、野中郁次郎先生という一人の人が『こう考えたらスッキリするんじゃなかろうか』と提案したモデルであって、知識とはどういうものかという問いに答えを与えるものではない。あくまでのひとつの切り口、解釈であって、真理ではない」
- 「暗黙知という言葉で何かを言ったような気持ちになるのは危険」「野中郁次郎の暗黙知は言語化されていない知識」「実践知の話は一旦置いといて」→SECIモデルの解説
- 形式的な知識、記述できる知識、形式知が成果に結びつかないかというとそうでもないので他の軸があるのではないか
- ちなみに補足すると、こうやって場を同じくして一緒に作業をすることによって明確に言語化されていないことも含めて伝えていくことができるんじゃないかってのがSECIモデルにおける「共同化」なわけですね
- こういう議論が行われることがまさに体育における運動に相当すること。
- これは「情報を一方的に伝える講義ではなく、業を身に着けるための授業、授業は体育」という話と関連していて、体育は本を眺めているだけでは習得できなくて、実際にやってみることを繰り返して習得していくもの。
-
「Q: 話が構造化されていないのでわかりにくい」
- 「A: それはどうしようもない。時間を掛けて事前に講義資料を準備すれば構造化された状態で情報を伝えることはできるが、それでは聴衆はテレビを見ているのと同じ受け身になる。自由な対話、インタラクションを目指すと流れはコントロールできなくなる」
- 12時間のワークショップの内容を超ざっくり伝える(伝えれてない)
- 事前に何を話すかを確定して、それを尺に合わせて設計する、というウォーターフォール開発すれば構造化したコンテンツにすることは可能。しかし現地現場で顧客の反応を見て提供する価値を変えようとするアジャイル開発をしようとするとそうはいかなくなる。
- アジャイル開発: 小さい単位で素早くリリースし、顧客の反応を観察して、何が顧客価値につながるのかを学習していく開発スタイル
- 大学の講義も同じで、シラバスを事前に作り、それに従って設計し、1年に1回リリースして、次回改善をするとしたら1年後、というリリースサイクル
- そもそも事前によくかみ砕いて構造化されたマテリアルが欲しい場合、準備にすごくコストがかかるから受け手は相応の対価を支払うはめになるのでは
-
for/whileのたとえはわかりにくい、という話
- 「料理に例えたらどうか」「そういうコメントを貰ったこともあるのだが僕の料理スキルが低くてどう例えたらいいんだ」
- for文とwhile文の2つがあって何が違うか。みりんと日本酒、刺身包丁と出刃包丁。
- 「塩の種類が色々あってどう使い分けるのかわからない」「結果が明らかに違う」ひどい
- スキルを習得済みの人からすると「明らかに違う」と感じる。
-
経営者側は知識を組織に残したいのではという指摘
- 経営者が組織に残そうとして記述を促すときにそれは形式的な知識、記述された知識になっていく。
- 一方で、うまく動かないプログラムがあった時にどこに問題があるだろうかというのを見つけ出していく過程ではうまく言語化されていないノウハウがある。
- 特定の個人に紐づかない記述された知識や装置を買ってきて使うのでは、競争優位につながらない。なぜなら他の企業も同じように知識と装置を調達することができるからだ。
-
プロセスを改善しようとするか、言われた通りに動こうとするかによって、一見同じ仕事に見えても知的生産であるかどうかは違うのではないか。
- 「アイデアを考えること」だけが知的生産ではない
- たとえば膨大な情報があって、それをどうさばくか、というところはプロセスの改善
- 「じゃあ知的生産じゃない仕事ってあるの?」「プロセスが明確に決まっていて改善しようとしない場合」
- 「現状なんかうまくいってないけど、具体的に何が問題なんだろう」って問題を明確化していく
- ポストイットで書きだすことが適している仕事とそうでない仕事があるのではないか、工場プロセスの改善をポストイットで書き出すのはイメージがつかない
- イメージがつかないことと、それが有用であるかどうかは別。書き出して共有するということは有用なはず。
- 「問題意識のあるなしで知的生産かどうかが変わる?」「問題意識がなければ、与えられた手法をなぞるだけで仕事を済ませてしまうことはあるだろう。同じ仕事が与えられても、その時間を自分への投資に使えるよう工夫して拡大再生産するかどうか」
- ここの話、問題意識があって会社の改善のために頑張るとかそんな崇高な話ではなくて「自分の人生の限られた時間を使う上で、言われたとおりに仕事をしてたら学びの機会が少ないよね、学びの機会が少ないのは単純に損だよね」という感じです
- トヨタの工場のプロセスとか改善しなくても回るんじゃないか?って指摘があったけども、逆にトヨタの工場は改善すべき問題を素早く見つけることを重視して失敗確率の高い設計をし、日々失敗が起きることによってどこを改善すべきかの知見を得る、という設計をしているというのが話題になりましたね。概念が輸出されて再輸入されたらなぜか「付箋をホワイトボードに貼ってタスクを可視化しましょう」みたいなぬるい話に変化してたけど。
-
「Q: 知的生産性を挙げるというのはどの辺がスコープなのか?ソフトウェアを使ったものに限られるのか?椅子とか食生活とか」
- 「A: ソフトウェアには限られない。人間を増強する方法としては、人工物、方法論、言語、教育、の4つがある。ソフトウェアで解決しようというのは人工物だけで何とかしようという視野狭窄」
- 「炭水化物を取ると眠くなる」「実際に血糖値を測定してどう影響するか実験してみたことがあるが、N=1だけど個人的にはあまり相関がないように思った」
- 「知的生産性」の一種として「プログラマの生産性」があり、「コーディングを支える技術」ではプログラマの知的生産がプログラミング言語の進歩によってどのように向上してきたかを解説した
-
知的生産の具体的な方法の例
- まずは「書いてから考える」既にやっている人も多いが、もしやってないならこれはすごく有益なのでぜひやろう。次に、かいた後に何が起こるか。100枚付箋を書いたりするとそれを脳内に保持することが出来なくなる。この問題を解決するための手段が一覧できるように並べることだ。
- 情報を書きだしたときに脳内にとどめておくことは困難、100枚の付箋を脳内だけで扱うのはできない。100枚程度の付箋は机に並べればこの程度のサイズなので、記憶しておかなくても一覧ができる。記憶を外部化する。付箋と机という人工物を使うことによって人間の作業記憶容量を増やす方法論。
- アイデアを付箋に書きだして一覧できるようにしてから考える
- 手段は付箋を机に並べることには限らなくて、大きなディスプレイで眺めてもよいしホワイトボードを使うのでもよい、しかし何らかの形で一覧性を高める必要がある
- 一覧できるようにした後に何をするか。これを分類してしまうと新しい発想は生まれない。自分の脳内の思い込みによる枠を再現するだけになってしまう。 分類してはいけない
- 束ねて表札を付けていくことによって見かけ上の分量を減らしていく
- KJ法
- 「KJ法を聞いたことがある人」→ほとんど
- 「KJ法を使っている人」→数名
-
聴衆による授業のデザイン
- どういう価値を期待しているかを聴衆側が講師に伝えるのはどうか
- 受ける側の技量が問われるのでは
- この話を掘り下げた方が良いのか、話を元に戻した方がいいのか、を考えなければいけない?
- 流れに任すことが楽しい、という意見
- 自分の思っている方向に持っていこうとすると自分の既に持っているものに近づいていくので、刺激を受けたい時にはコントロールしたくない
-
「Q: 知的生産性を測定する尺度はあるか」「A: ない。」
- 知的生産がそもそも計測不能なものを多く含んでいる
- ドラッカーの「知識労働者」の概念
- 既存のプロセスの改善などであれば、短縮された時間などを指標として使うことはできる。「一般論として知的生産はこうすれば計測できる」といった尺度はない。
- テイラーの科学的管理法は古典的な方法
- 計測可能でないものは管理できない。
- タスクの一部分を切り出して計測可能なものに変換することができる。
- たとえば90分の講演をしてくださいという「大きなタスク」の一部として「話す内容について付箋に100枚書きだしてみる」を切り出せば、これは進捗を計測できる。
- 知的生産がそもそも計測不能なものを多く含んでいる
-
日本の生産性が低いってよく言われる、why?
- →与えられたプロセスを改善しようとしないからでは?
- →なぜそれが起こるのか?
- そういう教育/ルールから外れることを良くないと考える
- 仕事の分析をすることがサボリor敵対的行為だとみなされる
- →なぜそれが起こるのか?
- →与えられたプロセスを改善しようとしないからでは?
-
最初の本(Jythonプログラミング)を書いたときはただのエンジニアであったので顧客価値のために本を書くという発想がなかった。MOTで学んだことによって、顧客価値を満たす必要があると考えるようになり、顧客が抱えているモヤモヤした悩み事を解決することを目指した書籍を書いた。それがコーディングを支える技術。
-
知識の生産と知識の習得の話、口頭で解答されてないけど、何も習得していない状態からいきなり生産することはできない(新しいアイデアも、大部分は既存の要素の組み合わせ)から、まず習得して、それからそれを修正したり組み合わせたりしてよりよくしていくわけです
-
「Q: 副業ではなく複業なのは意図的か?」「A: サブワークではなくパラレルワークという意味で複業という言葉がつかわれる、個人的には口頭で説明した時に伝わらなかったり誤植だと勘違いされたりするので『サブワークではなくパラレルワーク』と言う方が良いのではないかと思っている。」
-
「この知識は価値があるんだ」という宣伝によっても価値が生まれるのではないかという指摘
- 宣伝によって市場が反応するならそれは有益なもの。
本当は15分に1回くらい質問フェーズを挟もうと思っていたが忘れていた
「自分の競争力に責任を持つ」これ近いことをドラッカーが言っていた気がするな
- Facebookライブでオンライン中継しているので遠隔地からでも参加できるという話
ーーーーー
- 懇親会での会話
- 情報を一方的に受信するだけの講義なら動画配信でよい、そういう授業は放送大学でやればよい
- Courseraなどは課題を解いたりマイクロデグリーを得たりできる
- 何を学んだかが可視化される世界→シグナリング
- ブレインストーミングの唯一のルールは「提出されたアイデアをすべて記録すること」
- 原典を読まない人が多い
- Polanyiの暗黙知
- KJ法の良いツール apisnote.com
ーーーーー 技術的メモ
- iPad Proから、Apple TVに画面共有
- 箇条書きメモをScrapboxに書いておきSafariで開いてジェスチャーでズーム・スクロール
- 途中でなぜかChromeを開いてしまい、ズームできなくて戸惑っていた
- 立川さんのマシンのカメラでFacebookライブで中継(動画も後から見れる)
- カメラが固定で、講師が激しく動き回ることに起因する問題
- 講師が映ってない時があるのはまあ仕方ないとして、音声がうまく拾えていない時がある
- 改善案:
- 中継用カメラを360度カメラに変える
- マイクはどうすればよいか?
- 最悪講師にワイヤレスマイクを付ければ講師の声だけは拾える
- 講師が質問者のそばまで行って話を聞くスタイルを続けるならそのマイクで質問者の声も拾えるのでは ーーーーー 立川さんメモ
- カメラが固定で、講師が激しく動き回ることに起因する問題
- スクラップボックスのアドレスはあらかじめ共有する
- メモは手書きが吉
- 今何を話しているかの地図の共有
- ホワイトボードは「全員の目線を合わせる」意味では有用 ーーーーー 手書きノート
ーーーーー
ーーーーー
- 立川さんによるアナウンス
- 技術経営専攻の修了生組織BMOTの代表をしてる
- 西尾: 4月から特定准教授
- 事前に講義資料を作らない実験授業
- 時間割の確認
- MOTの解説を5分程度
- 自己紹介
- 立川さん視点:
- OB 2014年
- サイボウズラボ グループウェア
- 未踏社団 ある種のOB組織
- 複業
- 立川さん視点:
話の方向性があっちこっちに飛びすぎて大づかみできない
-
「授業」という概念
- 先生が前で話をして学生がメモを取る
- 授業とは参加者の将来における知的生産性を向上する場
- 既成概念を覆す
- IT技術を活用する
-
知的生産に関する過去の講演
-
講義資料をたくさん用意して話すスタイルだった
- 「話し手」と「聞き手」に役割が分かれる
- テレビのように一方的に聞く場になる
-
対話重視
- 授業は体育
- 一方的に情報を受け取るだけで習得などできない
-
割と頻繁に質疑の時間を挟む
-
講義と授業
-
講義
- 大辞林
-
人々に学説・書物・物事などの意味や内容を口頭で説明すること。また、その説明の話。
-
- 大辞林
-
授業
-
教師が諸分野の知識,技能を生徒に習得させるために行う活動。講義や一斉教授など教師中心の授業が伝統的であったが,今日では新教育の影響で,生徒の自主性や経験が重んじられ,多様な授業方式がある。
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
-
-
多様な授業方式
-
成蹊大学法学部教授 塩澤 一洋 の授業
- 聴講してる
- IT企業で働く身から見ても先進的
- [/chiteki/2014年01月号 「デジタル黒板」で講義が変わる](https://scrapbox.io/chiteki/2014年01月号 「デジタル黒板」で講義が変わる)
- [/shiology/05157-180609 「講義レジュメ」なるものをやめることが授業改善の第一歩かも](https://scrapbox.io/shiology/05157-180609 「講義レジュメ」なるものをやめることが授業改善の第一歩かも)
- 価値のある技能→やってみよう
-
「事前にしっかり計画して、それを実行する」ではない
- 知識の獲得の重要度が高いシチュエーション
- なるべく早く顧客のフィードバックを得たい
- リーン・スタートアップ
- 小さくスタートし、素早くリリース
-
知的生産術
-
パラレルワークの話、する?
- 初期にマッハ講義という名前でこの企画を検討していた
- 「講義」という言葉自体が調べてみたら「一方的」感の強いものでイマイチ
- 「マッハ」は、講演者であるの事前準備負担を減らすことであって、参加者に直接的なベネフィットがあるわけではない
- 募集文面を書く際にと議論して「対話的」「双方向」に重点を置いた方が良いと考えた