質疑応答の時間の冒頭に1分間のシンキングタイムを用意し、その間、発表者が沈黙を守る手法。
よくある質疑応答の問題点
- よくある質疑応答では「誰か質問のある人〜」と呼びかけ、手を挙げた人に当て、対話が始まる。
- 質問を考えようとしていた人は、自分の考えが整理される前に中断される。対話を聞きたいから。
- 質問に不慣れな人は、自分の考えを整理して質問を作るのに時間が必要。」
- 対話が終わるとすぐ「次の質問の人〜」と呼びかけるので、考える時間がない。
- ずっとコンテンツが流れていたのでは聞くのに精一杯で考えをまとめる時間がない。
改善策
- まず1分間のシンキングタイムを開始する
- 質問のある人は手を挙げる
- 「ではあなたは3番ね」と番号を振る
- シンキングタイムが終わったら「じゃあ1番の人〜」と順番に質問を聞いて答える
- 全部終わったらまたシンキングタイムに入る
講演エンジニアの知的生産術と体育型授業で考案して試してみた。 1分間のシンキングタイム中は、発表者も黙ってなければならない。 静寂の不安に負けて喋ると意味がない。
反響
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#bpstudy 135回 で @nishio から伝授された「キャッチボールプレゼン」、何度かやってどれも質問バンバン出て大成功しているので、感謝しかない
関連
- slidoスタイル
- 上記の実験の時には質問が「挙手、口頭」だった
- そもそもそれも電子化したら良いのではないか
- sli.doを使う