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from KJ法勉強会@ロフトワーク 2022-11-16

  • 講義資料ショートバージョンを作る

  • 入力が「自分が作った講義資料」で出力が「ダイジェストした講義資料」であるタイプの「KJ法的な何か」の実例になる

    • 自分でやりながら過程を記録して観察する
  • 既存の講義資料には既にある程度構造がある

    • 全部リセットしたいわけではない
    • 一方で、構造を完全に保っていたら目的が達成されない
    • このような時にどうするのか

初手、Kozanebaの新規Baに講義資料を全部つっこむ

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ざっくり

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  • 感じたこと書き出し
  • 最初の「書き留めよう」は、講義資料を全員事前に読んでくるなら口頭で話さなくても良さそう
  • 自己紹介も減らすか
  • 「違う視点」「スモールスタート」がなぜ必要かというと「ロフトワーク流を作る」ために、既存の方法論を「ルール」としてなぞるのではなく、その方法論が生まれる原理を理解する必要があるからだよね
  • KJ法が絶対不変の方法論などではなく、川喜田二郎自身も「これは大変すぎるから考える花火を作った」とかやっている
    • 「絶対不変の方法論」ではなく「状況に合わせて作り変えていく方法論」という世界観へのチェンジが必要
  • 「一人でやる」のブロック、やたら大きいなぁ

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  • 「自己紹介」を解体して後の「異なる視点」に必要な部分だけにする
  • 「一人でやる」はもう少し分割する

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  • 方法論は状況に合わせて変化するもの
  • 川喜田二郎自身もKJ法だけを絶対視などせず、探検ネット、考える花火などを作ってきた
  • コンピュータ普及以前に作られた方法論、現代の状況やみなさんの業務のニーズにあってない
  • 今後みなさんはロフトワーク流を作っていくことになるだろう
  • そのためには原理の理解が必要

2022-11-25

  • 探検ネットの手順自体は口頭で伝えなくて良いのではと気づいた
    • 作業の途中に「えっとなんだっけ」ってなるから、一人で読み返せるものは必須
    • 耳で聞いて覚えて作業するんじゃなくて、読めるものを用意したらいいのでは
    • この「読み返せるもの」は勉強会で使うMiroに置いたらいいんじゃないかな
  • 情報伝達を口頭でやるのは非効率
    • 口頭でやる必要があるのはパッションの伝達だよね
  • それならあんまりドラスティックな変更をしなくても時間を半分に縮めるのはできそう
    • (後半を丸ごと取り除くのをドラスティックでないと言うのかどうかはさておき)

サイボウズで話したバージョンをベースにして削るためのページを作った

寝てしまった

  • ウォーキング
  • 古いものを複製してそれを削ろうとしているが、そうではなく新しい白紙のページに使う部分をコピーしていく方がいい
  • なぜなら
    • 選択して削除する場合でも、選択してコピペする場合でも「選択」という行為によって文章の一部に意識を向けることになる
    • この意識を向ける対象が「使わない」「不要な」「ネガティブな」文書であるのと、「使う」「有用な」「ポジティブな」文書であるのとでは精神の方向性が真逆だからだ

2022-11-28

  • 「探検ネットの手順自体は口頭で伝えない」という話、早めに伝えといた方がいいな、期待のミスマッチが起きるといけないから
  • 探検ネットの手順の解説は口頭の講演からは削る予定です
    • 手順全体を最初に耳で聞いても覚えて作業するのはムリ
    • 作業の途中に「えっとなんだっけ」ってなる
    • だから、一人で読み返せるものは必須
    • 限られた口頭での講演時間を割いてそれを読み上げるのは非効率な時間の使い方
    • 読み物として共有する
    • (「読み返せるもの」は勉強会で使うMiroに置けるとベターだけど準備が間に合うかどうか…)

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  • データとは
    • 多種多様なことを観察し記録する
      • この記録したものを「データ」と呼ぶ
      • データの大部分は数量化できないもの

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  • うーん、「一人でやる」が先に来る形で説明をそこでしてるけど、流れ的に探検ネットの話を先にするかもな
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    • こうなって
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    • 50枚の整理に10時間掛かるKJ法は負担が大きすぎるから実務化バージョンを作った、となるわけだ

自転車のたとえが少し発展した

  • 先輩と自転車に二人乗りをしたとする
  • 先輩がハンドルを握って先輩がペダルを漕いでるなら、いくら二人乗りをたくさんやってもあなたが自転車に乗れるようにはならない
  • 「自分がハンドルを握る」=どういう方向に進むかの意思決定を自分が行う
  • 「自分がペダルを漕ぐ」=先に進むためのエネルギーを自分が出す

ここが難しいところで、たとえばワークしている最中に僕が「これはここにおいた方がいい」とかいうのは、一人で自転車に乗るための練習をしてる人のハンドルに横から手を出すことになっちゃうんだよな

メモ

  • 「〜が難しい、どうすればいいかわからない」
    • だったらしなければいい
    • 暗黙に「しなければならない」と思い込んでいる
    • なぜ自分はそう思い込んでいるのか?
    • 人間は無意味な手順を継続する
      • これを話し始めると時間が足りなすぎる

4:00

  • 寝る前にちょっと作業したらエンジンが掛かってこんな時間に
    • ホットアイマスクをしてみて寝落ちしなければ起きることにしよう 9:00
  • 起きた
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  • 時間は短いけど凄い勢いで熟睡してるな

「問題解決学 KJ法ワークブック」は1970年

  • 続・発想法 KJ法の展開と応用」 (中公新書 1970年)
    • 「発想法」がよく売れて「KJ法の訓練法を教えてくれ」となって書かれた
    • 「問題解決学 KJ法ワークブック」 ここ
  • 「知」の探検学 取材から創造へ (講談社現代新書 1977年)
    • データを組み立てる方法としてKJ法を作って普及したが、うまく使いこなしている例は稀、それはなぜなのか?手前にある「情報を集めるところ」が問題、という話
    • KJ法の素材になる元ラベルのデータの質が悪いと、結果はどう救いようもないものになるわけだ。(p.29)

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  • ここ「我流」の部分で分割した
  • 「KJ法の習得」とは「正解のKJ法を知ること」ではなく「KJ法を参考に我流の知的生産術を磨くこと」
    • と言い切ると反対する勢力がいそうだなぁ
    • 「正しいKJ法をやること」自体が目的になってる人たち
    • KJ法は目的ではなく手段
    • 何のための手段かというと知的生産
    • 生産手段がうまく動いているかどうかは、生産物の質と量で判断できる
    • 「正しいKJ法をやることが大事」と主張する人は、正しいKJ法をやることによって何を生み出したのか、を掘り下げる
    • この話は講義資料にいれなくていいや

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自転車のたとえ

  • 転んでも車にはねられたりしない
  • 今回のワークは顧客や納期のある仕事ではない
  • 失敗して転んでも大怪我はしない

自転車のたとえ

  • 前に進む感覚
  • 自転車のスタンドを立てたままでペダルを漕いでも前には進まない
  • 格好だけは「自転車に乗ってる人」っぽいけど、それは違う
  • それをやってても自転車に乗れるようにはならない
  • 「前に進む」とは「今まで自分が気づいていなかったことに気づく」だ

すでにできる人

  • 「ベテランのスキルが若手にうまく伝えられていない」が長期的に見て解決の必要な課題
  • 上手くできなくて転んだりする人を見ることで自分が「なんとなくやってること」を見つめ直し言語化する機会になる
  • チームで仕事をする場合と違って「成果物に対する責任」がかからないので、成果物ではなくプロセスの改善にフォーカスできる
  • プロセスが言語化できるようになるとあなた個人のスキルもより改善しやすくなる

色々な情報と整合性を持って繋がってるから自信を持って語ることができるし、必要に応じて掘り下げて補足説明をすることができる

2022-12-01 35min cut

  • 課題図書「発想法」を読んだけど意味がわからない
    • そりゃあ、自転車の発明者が初期に書いた「自転車とは何か」の解説を読んで自転車に乗れるようにはならないだろう
  • グループ編成に悩む人が多い
    • ここまでは「やらなくていい時にまで、やらなきゃいけないと思い込んでる人がいる」という話
      • 必要があってやるケースでも質問がいっぱい出る
  • 川喜田二郎.icon「ラベルのセットには、二枚一セットのものもあれば、三枚で一セットのものもある。なかには四枚や五枚で一セットである場合もある」(p.126)
    • くっつきあった結果として平均13枚になったケースが川喜田二郎.iconの経験にあるが、それは例外的な出来事と考えている
    • この例では第一段階の小グループのユニットが平均十三枚弱という多数になって いる。けれどもこれは採集した野外データの中に、文句なしに一グループとすべきものが相当多かったためである。…四、五枚などという紙きれ数やユニット数が一グループに含まれるのがふつうであろう。(続・発想法 p.72)

    • つまり枚数はあらかじめ目安があるのではなく、データが決めること

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