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  • ㄱ(ハングルのg)は語頭にある時に強く読みます。日本語話者はこれを「gが語頭ではkになる」と解釈することがあります
  • 一方でㅋ(ハングルのk)はㄱとは区別される音です。日本語話者はこれを「強いk」と解釈することがあります
  • 二つの言語の関係は対称なのですが、たまに「韓国語ではgとkを区別しない」という認識を持つ日本語話者がいます
    • もしそれをTrueとするなら、同様に韓国語話者から見て「日本語ではgとkを区別しない」もTrueですが、そちらはあまり注目しないようです
  • なぜこの現象が起こるのかを考えてみた結果
    • 自分が区別しているところにだけ注目して、他人がそれを区別しないことが気になる
    • 自分が区別してないものを他人が区別してるときは、その区別のことを気にしない
  • という非対称性があるのだなと思いました

関連

  • ほげ言語のパラドックス
    • このプログラマ氏がパワーのスペクトルを見下ろしている時、 彼にはそうしているという自覚がある。「ほげ」よりも力の弱い言語は、 明らかに力が弱い。彼が慣れ親しんだ機能が無いからだ。 しかし、このプログラマ氏が反対の方向に目を転じた時、彼は自分が見上げているのだということに 気付かないのだ。彼が目にするのは、変てこりんな言語ばかり。 多分、それらは「ほげ」と同じくらいパワフルなんだろうけど、 どういうわけかふわふわしたおまけがいろいろついているんだ、と思うだろう。 彼にとっては「ほげ」で十分なのだ。何故なら彼は「ほげ」で考えているから。

    • http://practical-scheme.net/trans/beating-the-averages-j.html
    • 自分が使ってるプログラミング言語にない機能をもったプログラミング言語を見る時にその機能がくだらないものに見える話
    • 自分が使ってる言語にない区別を持つ言語を見るときに、その区別がくだらないものに見えるのも同じ構図
    • 分節
  • 認知の解像度の具体例