川喜田二郎「発想法」のアイデアの干渉効果の図が表現している概念はとても良いものだと思うのだけど、図自体はわかりやすくはない。
そこで新しい図を描いてみた
まず、具体的データを眺めて、そこから発想が生まれる
- 発想とかアイデアという言葉を重たく捉えてしまう人がいるけど「こういうことかな?」みたいなものもこの「発想」に含む
- この記事では一旦「こういうことかな?」という仮説だと思って読み進めるといい
- これがこのままなことをは「未発達」と呼んでいる
また別の時に別のデータをみて、以前と同じ「こういうことかな?」が出てくることがある
- こうなると、その「こういうことかな?」という仮説は強くなる
- これをは「安定性の獲得」と呼んでいる
逆に以前の仮説と一見矛盾するものがでてくることもある
- この時、しばらく考えてみて矛盾が解決できなかったら「どっちの仮説も正しくなかったな」となる
- これをは「没落」と呼んでいる
「一見矛盾に見えるもの」に、よく考えると「矛盾しない説明」を思いつくケースがある
- これがすごく重要
- 弁証法的発展と呼ばれてる
- 具体例: してない 過去の同じでないものとの間につながりが発見された後、そこからさらに発展することもある
- これをは「包括性の獲得」と呼んでいる
-
- 囲みでハイライトしづらかったので色を変えてなぞってみた
-
僕の図になくての図にある概念
- 一つ目のデータ群から生まれた発想と二つ目のデータ群から生まれた発想がくっついて新しい発想が生まれた
- それに三つ目のデータ群から生まれた発想がくっついてさらに新しい発想が生まれた
- それに四つ目のデータ群から生まれた発想がくっついてさらに新しい発想が生まれた
- ここまで来てから一つ目のデータ群を扱った時の記録を見返してみると、未発達だった発想と結びついてさらに新しい発想が生まれた
- これは面白い出来事なので、これが起こりうることを絵に描きたかったのはわかる
- 4通りの現象の説明を1枚に詰め込んだのはわかりにくかったかもね