投資に関するネガティブなイメージがある、という話を見て思ったこと
投資という言葉の意味が広がったことで曖昧になって「よくわからないもの」になっているのかもしれない もっと具体的に「工場が新しい工作機械を買う」のような設備投資とか、もっと遡って「船を出して交易するととても儲かるけど、船を出すために出航前に食糧を積み込んだりしないといけない」のような「後でお金が手に入るけど今お金が必要」という状態に対してお金を出すことを考えた方がわかりやすいのかもしれない
話の枝1
- この「後でお金が入るから今お金をくれ」って構図は詐欺師の使う手口と同じなので、同じように感じられるのも当然
- 重要なのは「将来の利益がどの程度期待できるか」だ
- そして参入障壁のない(誰でも参加できる)投資に関しては、期待値の高い方からどんどん取られていくので情報伝達の末端にいる人に届く情報は当然期待値の低いものになる
- 関連 靴磨きの少年
話の枝2
- この「現在のお金と将来の利益を交換する」ための仕組みが株式
- お金を生むビジネスの区分所有
- そのビジネスが社会にとって価値のあるものを生み出していくことを応援することになる
- 一方で「値上がりしそうだから買う」は社会が良くなることを応援はしない
- 僕の中での狭義の「投資」に
- 含まれる: 株式、社債、不動産投資の家賃収入部分、REIT
- 含まれない: 商品先物、外国為替、FX、不動産投資の土地値上がり部分
- と別れている
- 株式も配当部分と値上がり部分に分かれているか?
- そうではない
- 会社が短期的に配当しないでその分を設備投資に使った場合において、長期的にはその会社の価値が上がって株価も上昇する
- 会社は成長することができる、不動産は成長しない
- そういう意味では不動産をリノベーションして価値を高める系のビジネスは株式と近しく感じてるな