「知識の少ない人からでも学ぶことができる」のスライドから面白い発展があったので紹介します。 出典: 【IPA未踏】サイボウズの超一流エンジニアはどうやって学んできたのか? | ベランダゴーヤ研究所
この記事の中のこの2つの図は、多様性の大事さをすごくわかりやすく伝えています。#知識の分布図
一方で、こういう明らかに片方が良さそうなものを見ると、反対側にもよいことがあるのではないかと天邪鬼に考えたくなります。(see 「明らかに良いもの」の罠)
前者の良いところ
- コミュニケーションコストが低い
- 自分の知っていることの9割以上を目の前の人も知ってるので言葉足らずな指示でも伝わる
- 「あれやっといて」で伝わる
- むしろ何も言わなくても伝わっていて、実行されてる
- 後者の状況では
- 自分が当たり前だと思っていることを相手がそう思わないかもしれないので、マメにきちんと確認しなければ誤解が起きる可能性がある
- 同じ単語を異なる意味で使う可能性がある
- 組織を所有する側の視点から見ると、トラックナンバーが大きくてリスクが低い
- トラックナンバー=プロジェクトのメンバーのうち何人トラックに轢かれるとプロジェクトが継続困難になるか
学びあうことが有益であるなら、話の前提が食い違っていないかをマメに確認して、単語の意味が食い違ってないかも確認して、高いコミュニケーションコストを支払ってでも、後者の多様性が高い組織を作った方がよいでしょう。 この「学びあうことが有益であるなら」という前提を僕は真だと思いたいけど、そう思わない人も世の中にはいるだろうな、と思いました。