- ある概念をAと呼んで話をしていた
- しかしうまく伝わらない
- なぜかを掘り下げた結果、Aと呼ばれる概念が二つあることがわかった
- 以下ではA1、A2と呼び分ける
- この二つは事象空間の中で包含関係にある
- つまり
- A1ならばA2
- A2であってもA1であるとは限らない
- つまり
- この「A2であるがA1ではない」事象に注意を払わない場合や、とても稀である場合、A1とA2は同じものに見える
- その結果、Aという一つの言葉で両方を呼んでしまう
- これはAという概念の境界が左下図のようにぼやけてる状態
- 人間は境界がぼやけた概念であっても気づかずに記号操作してしまうことがある
- 境界をはっきりさせる訓練を積んだ人でなければしばしば見落とす
関連
- ぼやけた境界
- 概念の境界を定めることの有用性
- これは概念の境界を明確にすることが有用かどうかは状況によるという話
- 境界の曖昧化
- これは組織の話が多い
- 関係の質問では、二つの概念に対してその関係を質問しているが、そもそも二つの概念が同一視されてる場合があるのだな
- 認知の解像度
- 認知の解像度の1次元バージョン
- 解像度の段階では、一番解像度が低い状態を二分法にしていたが、さらに「同一視してる」があるのだな
- 一つの概念だと思っていたものが二つの概念
- イコールだと思い込んでいた集合