image

  • 1: 初期のコミュニケーションでは、人々は口頭でメッセージを伝えていました。しかし、口頭のメッセージは一度伝えられると永続的に記録されることはありませんでした。また、メッセージを受け取るためには「その場にいること」が必要でした。

  • 2: 次の形は、人々が書かれたものを送る形でメッセージを伝える方法です。これはまず紙の郵便の形をとり、次に電子メールという形に進化しました。特に電子メールの出現は、「検索できる」という新たな利点をもたらしました。しかし、自分に送られたメール以外は検索の対象にならなかったため、情報へのアクセスは限定的でした。

  • 3: さらに進化した形は、共有の場にメッセージを投稿する形です。この形式では、自分が直接の対象でないコミュニケーションも見ることができます。この特徴によって、情報を持っている人が何人もの人に同じ内容を繰り返し送る負担から解放されました。(メール型コミュニケーションのデメリット)

    • 一方で、色々な人が積極的に発信するようになると、メッセージが蓄積されていき、情報洪水のような状況を生み出します。より良い情報再利用の手段が必要になりました。
  • 4: 最新の進化として、共同編集の形があります。これは、特定の人の発信した情報が蓄積されるだけではなく、みんなの共有財産としての文章にメンバー全員によって編集可能な仕組みです。発信者個人の私物のようなメッセージだけではなく、共有財産としてのメッセージがメンバーの手によって集約され、要約されていくのです。