希哲学

  • 読み: きてつがく / おもいかけのまなび
  • 英語: philosophia / philosophics(後者は宇田川独自)
  • 種類: 一般語の特殊用法(西周由来)+ 宇田川氏による再定義

一言要約

明治の哲学者 西周(にし あまね) が philosophy の訳語として最初に提案した語。「哲学」という現代日本語はこの語から「希」が抜けて成立した。宇田川氏はこの「希」を取り戻すことを 希哲館 の使命と位置づけている。

本人による定義

宇田川氏自身の輪郭(K#F85E/9974, 2013-04-13 描出)から:

「希哲学」(きてつがく、おもいかけのまなび)は、西周(にし あまね)による「philosophy」の訳語である。現代日本語における「哲学」という語はこれに由来する。津田真道(つだ まみち)の『性理論』の跋文に西周が書いたものが初出とされる。

宇田川の用語としては、精神を表わす「希哲」と学問的伝統を表わす「哲学」の総称である。「希哲学」から「希」が抜けて「学」が残ったのが現代の日本における「哲学」であり、「希」を取り戻すことで「希哲学」を復興することを 希哲館 の使命としている

宇田川氏は「希哲学」を英語でラテン語風に 「philosophia」 と訳すことがあるとし、その理由を「英語における philosophy にも意味が漠然とし過ぎている嫌いがあるため、原点回帰の意図を強調したもの」と説明している。

「希哲学」と「綜学」の二段構え

注目すべき点として、本人輪郭にはもう一つの用法が記録されている:

ただし、この用法は希哲館創立(2007年)以後のもので、それ以前に「希哲学」は宇田川が構想する独自の学問体系の名称に使っていた(英語名は「philosophics」)。この希哲学を基礎に希哲館が生まれた。現在、この学問体系は「綜学」と称しており、希哲学の一種という位置付けである。

これには「希哲学」そのものを具体的な知識の内容から切り離し、可能な限り普遍的に、広く適用可能な理念として位置付ける意図がある、と本人は述べている。

つまり時系列で整理すると:

時期「希哲学」の指すもの
〜2007宇田川が構想する独自の学問体系(英: philosophics)
2007〜西周由来の philosophy 訳語 = 「希哲」+「哲学」の総称。普遍的理念に格上げ
現在独自学問体系は 「綜学」 へ改称、これは「希哲学の一種」(綜学そのものの concept ページは未作成)

先行概念に関する重要な意味

宇田川氏が西周の「希哲学」を直接認知して引用していることが、この輪郭から 2013 年時点で明確に確認 できる。

これは 先行概念マッピング で言われていた「宇田川氏が西周を意識しているか不明」という保留状態を解消する。少なくとも 2013 年(デルン実用化の翌年)の時点で本人は明確に意識しており、「希哲」は西周由来の意識的な再採用であって、独立の偶然ではない。

関連用語

ソース