エージェントの種類と使われ方
- Devin —
devin-ai-integration[bot]として PR を出す。ACU credits は anno の契約から融通される。Slack#devin部屋で指示(指示権限は opt-in のメンテナのみ) - Claude Code — nishio が分析実務・リファクタ計画・本 Wiki のような周辺ツール構築で多用
- Codex (GPT-5.2) — nishio が 2025-12-29 にリファクタプラン作成に使用(gist)
- GitHub Copilot Agent — 2026-03-02 以降、issue にアサイン可能な並行選択肢
- CodeRabbit — team-mirai/marumie の AI レビュアー設定を参考に kouchou-ai でも導入検討(Issue #417)
Devin 運用ルール
docs/development/devin-collaboration.md:
- Devin PR は draft 扱い — 人間がレビュー、必要なら書き直す
- 指示は Slack
#devin部屋で出す(opt-in メンテナのみ)
この「draft 扱い」は単なるラベルではなく、draft のまま merge しない という運用まで含めて解釈した方がよい。2026-05-18 の実作業では、draft PR を merge してしまう事故が起きたため、AI エージェント起点の PR は 人間が ready for review に切り替えてから merge 判断する ルールを明示しておく価値がある。contributingより
既知の Devin 失敗モード
- 無限ループ (meeting-minutes 2025-09-17, 2025-10-01): import-order のような自動修正不能な ruff lint エラーで
ruff formatを繰り返した。PR #708 で import-order lint 自体を無効化+既存違反を一括修正して打開 - 自動 PR クローズ (meeting-minutes 2025-11-12): Devin は 1 週間放置 PR を自分で閉じてしまう → クローズ無効化の workaround を適用
- OOM (meeting-minutes 2025-10-01): 大きすぎる diff での失敗
Claude Code 構造崩壊パターン
weekly-log-2026-05-06:polimoney の haruki shimizu が「Claude Code に機能開発を止めさせてフォルダ構造を整理させる」JP テンプレを共有。フォルダ構造の整理を AI に明示的に指示しないと、AI は黙々と機能追加し続けてカオスを生む。
デフォルトパラメータの伝播問題
meeting-minutes 2026-05-18 見出し:docs/user-guide/cli-quickstart.md の例 [3, 6] を Claude Code が無批判に転用し、データ規模に合わないクラスタ数で実行される。ドキュメント例は「AI が真似する種」と認識すべし。
CLA
contributing:人間が出す PR には CLA 必要(CLA.md)。PR テンプレで合図。AI が出す PR の扱いはケースバイケース(draft 扱い → 人間が引き取る)。
実務上は、AI が PR 本文を独自生成すると CLAへの同意 節を落としやすい。本体 repo digitaldemocracy2030/kouchou-ai に PR を出す限り、作業元が別 repo やローカル scratch でも CLA チェックは必要。AI エージェント運用では、ready for review にする前の人間チェック項目に 「CLA セクションが本文に入っているか」 を含めた方が安全。github-dev-docsより
権限分離
AI エージェントの実務運用では、repo 編集・pytest・lint のための権限と、Azure / PyPI / host filesystem まで触れる権限を分けた方がよい。kouchou-ai では devcontainer を標準の作業面、Docker Compose を実行面、高権限操作は CI / 人間のみ に寄せるのが自然。agent-sandboxing-strategyより
人間 attention を使う操作は AI の裁量外
2026-05-21 の PR #849 では、Codex が REVIEW_REQUIRED を見て人間 reviewer request を送れてしまったが、オーナー判断ではこれは「良くない」行動だった。review 依頼は単なる GitHub メタデータ更新ではなく、人間の時間を消費する依頼行為 だからである。pr-849-agent-review-request-observation-2026-05-21より
したがって、AI エージェント運用では少なくとも次を 人間の明示指示がある時だけ 実行すべきと整理しておく。
- 人間 reviewer の request
- 人間への approval / merge 催促
- Slack / issue comment での対人エスカレーション
- branch protection を飛ばす
admin merge
AI が自律でやるべきなのは、REVIEW_REQUIRED や BLOCKED を観測して 「いま何が blocker か」を報告するところまで であり、誰の attention を取るかの決定は人間オーナーに返す方が安全。pr-849-agent-review-request-observation-2026-05-21より
定例会議向けの報告下書き
Codex が実務を進めた時は、Issue / PR / CI / wiki の更新が会議前に散逸しやすい。そこで、この wiki では 次の定例会議で読むための下書き を meeting-report-draft に保守する。会議で必要なのは完全な changelog ではなく、何を直したか、何が main に入ったか、次に何を見るか である。meeting-report-draftより
Open Questions
- Devin / Copilot Agent / Codex の使い分け基準は明文化されていない
- AI 生成テストの品質保証
Updates
- 2026-05-17: 初回作成
- 2026-05-18: host full access を標準化しない権限分離方針への参照を追加
- 2026-05-18: AI エージェント起点の draft PR は、ready for review にするまで merge しない運用メモを追記
- 2026-05-21: reviewer request や approval 催促のような「人間 attention を使う操作」は AI の裁量外とする運用メモを追記
- 2026-05-21: 次の定例会議で読むための報告下書きページ meeting-report-draft への導線を追加