類推で動く人と抽象化で動く人

@cicada3301_kig: 臨床医の書いてる『アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?』という本からの引用らしいけど、ちょうど良い記述をネット上に見つけた。 Twitterでの発達障害当事者間の談議だと皆なかなかここに気付いていない。 image

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ちなみに、類推 (まね) という作戦が (アスペルガー者には) 使えない理由がもう一つあります。 それは、「エピソード記憶」 の障がいの結果という側面です。 類推を行うためには、 状況を手掛かりに過去のエピソード記憶を検索する必要があることがほとんどです。 これができないタイプだと「前例に従う」ということすら上手にこなすことができません。一中略一 一般の場合にはお手本 (前例)自体を記憶から検索して取り出す必要があります。 お手本が見つからなければ、もちろん類推という方法は使えない事になるわけです。 類推ができなければどうしたらいいでしょうか。 知能の高いアスペルガー者は、しばしば無理やりに抽象概念を使って問題を解決しようとします。しかし、実は、ふつうの人はたんに類推を使っているのであり、 抽象概念を使って問題を解決しているわけではありませんから、ふつうの人から見た場合には 「どうしてこんな簡単なことに手間取って、難しい理屈を言っているのか、ワケが「わからない」ということになります。 反対にアスペルガー者のほうは、 そもそもたんなる類推によって解決できることがわからないので、 なんでとくに天才でもないふつうの人々が、 楽々と問題を解決できてしまうのかわからず、 呆然とすると言うことになります。

引用の引用なので元ネタを探してみよう

アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える Amazon かな?