@nishio: 選挙制度をEthereum上に載せる話を友達にしてたら指摘されたのだけど、それが実現すれば国民が世界中どこにいても選挙に参加できるようになり、たとえなんらかの理由で物理的な選挙ができなくなっても民主主義による統治を維持することができるわけだ。なるほどな。

  • @nishio: それはつまり国土がなくなっても国民がいる限り国家が存続する仕組みなわけだ

エストニアで電子投票による票数が過半数になった

@dmikurube: @nishio エストニアが (リスクはあるのだけどそれを受け入れて) 全国的なオンライン投票を導入した理由がまさにそれで、という記事 (1) があり、そういう話を (2) からも引用していたりします

  • (1): エストニアの「電子政府」を可能にした3つの成功要因 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
  • (2): オンライン投票はなぜ『難しい』のか
  • 旧ソ連は崩壊したが、隣の大国ロシアの脅威がゼロになったわけではない。エストニアは現在も「いつか再び国土が支配されるかもしれない」という危機感を強く抱いている。それは政府だけではなく、国民にさえも根付いている。

  • 当然、政府はそうなることは望んでいないが、たとえ国が侵略されて物理的に「領土」がなくなったとしても、国民の「データ」さえあれば国家は再生できる、というのが政府の考えだ。事実、エストニアは、国のあらゆるデータを国外の大使館にて保管する「データ大使館」という構想を進めており、2018年にはルクセンブルグに最初の拠点が開設される。

  • 物理的に領土が占領されて政府が機能しなくなったとしても、インターネット上にソフトウェアとしての政府があれば、IDカードを持った国民がそこにアクセスすることで、エストニアという国として機能することができる。まさに、これが「Government as a Service」の思想である。そして、この思想こそが国が目指すべき国家安全保障の究極のゴールだと同国政府の前CIOも語っていた。 --- エストニアの「電子政府」を可能にした3つの成功要因

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