「考えを書き出して整理しよう」というときに「同じことを書いてはいけない」と勘違いする人がいる。 重複しないように「既に書いたもの」を把握しようとして、それが多すぎて苦しくなってしまう。

そうではない。同じことを何度も書いて良い。 違うタイミングで同じことを書くのは、それが重要なことであるという兆候である。 重複によって「自分が何を重要だと思っているのか」を発見し、それが整理の助けになる

「同じこと」と言っても本当に100%まったく同じであることはめったにない。 だいたいは少しずつ表現が異なっている。 それのよく似たものを比較し、どちらかをより良いと思ったら「自分が何を良いと思っているのか」に気づくきっかけになる。

そういう機会を作り出すので重複は避けるべきことではない。 重複を気にせず、思いついたことをなんでも書いて良い。

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