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「任せ方がわからない」「満足できる質のものが上がってこない」「教える時間がない」などの理由で自分がやった方が早いと考えてしまう状態を「自分でやった方が早い病」とする本
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LoanDEALの移籍経験者のプレゼンで、自分の巻き込み力不足に気付いたという話をしていて、自分にも巻き込み力が足りないと気づいた
- 周囲に運よく「巻き込み力が強くて、正しいテーマを選んで巻き込む頭の良さと、僕を短期的に搾取しようとしない長期的視点を兼ね備えた人」がいたおかげで、ぼんやりしているうちにいろいろ巻き込まれてこうなった
- だいたいLoanDEALのイベントに行ってること自体が関さんに巻き込まれてるわけだし。
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書籍の解説ページにあった「病が進行すると孤独な成功者になる」という表現を見てやばさを感じたので購入した。
2通りの「自分がやった方が早い」
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周りよりも自分ができるから自分がやった方が早い
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お願いの仕方がわからないし、どうお願いするか悩んでいるより自分でやった方が早い
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仕事を抱え込むほど余裕がなくなる
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うまくいかない理由を他人のせい、環境のせいにすることによって、自分を肯定する。
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今いるメンバーがベストメンバー、「もっと良い人が来れば」などはない
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「遠慮してしまってお願いできない」は「遠慮」というきれいな言葉でごまかしているだけで「信頼関係が築けていない」ということ。
- 信頼関係があるなら「お願いできます?」「いいですよ/今はちょっと難しい」というやり取りが難しいはずがない
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4つの幸せ
- 人に愛されること
- 人に褒められること
- 人の役に立つこと
- 人から必要とされること
「自分が褒められるための仕事」をしていても自尊心がくすぐられるだけ 損得勘定
- 「自分がやった方が早い」と思うのは利己主義
- 自分が仕事を抱え込んで「こんなに頑張ってるのに」っていう利他主義のポーズに酔いがち
- 魚を与えるのではなく漁を教えろ
- 与える行為にも2種類ある
- 魚を与える行為は、長期的には「あなたが魚を与えなければ飢えが満たせない」
- 短期的に「してやった」とい満足感を得る行為
- だから「与える行為」だが「利己主義」
イエローハット創業者 鍵山 秀三郎
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してもらう幸せ
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自分でできる幸せ
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させていただく幸せ
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「仕事をこなすのが目的」という状態から「仕事を通じて成長の機会を与えるのが目的」という状態へ
京セラ創業者 稲盛 和夫
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衝突を避けて、一見「優しい人」
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実は利己主義
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「任せる」に関する3つの勘違い
- 任せたことが期待通りの成果で返ってくる
- そんなことはない
- 失敗や期待に合わない結果が返ってくるのが大前提
- 「失敗するかもしれないから任せられない」がおかしい
- 任せる=丸投げする
- それは相手が丸投げしても大丈夫なレベルまで育ったプロフェッショナルである場合だけ
- 大部分のケースでは、任せつつも「いざとなったらすぐに助けられる状態」をキープすることになる
- 任せると楽になる、自分の仕事を楽にするために任せる
- それは相手が十分成長した後の話
- 「任せる」ことによって、将来的にたどり着くゴール
- いま任せることができていない人にとって、短期的には任せることで仕事は増える
- 任せたことが期待通りの成果で返ってくる
管理職誰もが直面する「上司のジレンマ」
- 「短期的な成果」と「中長期的な成果」の両方を負わなければいけないこと
- 中長期的な成果=自分と周囲の成長
任せる=失敗する権利を与える
権限をインフォーマルに委譲してしまう
- 実績のない人をフォーマルに昇進して権限付与することが難しい組織での対処法
- 独断でインフォーマルに権限委譲してしまう
- 成果が出てから「実はこの成果を出したのは彼です」と言って実績ベースで説得する
- できない人に機会を与えることでできる人になる、これが教育
- ただし誰でもよいわけではない
- 責任感と信頼
- 少しハードルの高い仕事を与えて、その仕事ぶりで判断
自分のコピーを作ろうとしてはいけない
- 自分が今まで成功体験を積んだやり方が正しいと思ってしまいがち
- 自分のやり方をなぞるように言ってしまいがち
- それは相手からすると「言われたとおりにやらされている」というロボット的仕事
- 「私に仕事を任せるのなら私のやり方でさせてほしい、そうでないならこの仕事を降りる」
- 口出ししたくなるのをぐっとこらえる
- 「これから話すことは独り言だから、採用するかどうかは自分で決めてね」と前置きしてつぶやくとか
- 押し引きのバランス。押しすぎてはいけない、100個言いたいことが出てくるけど3個だけ言う。
- 思いついたことを全部言うのではなく、いったん溜めた上で、本当に今重要であることだけを伝える
- この選択能力を自分自身が身に着けることが大事
PDCAサイクル
- Dに自分が手を出さない
- 必然的に残りにウェイトを置くことになる
「なんかあったら言ってください」って言っても相談には来ない
- 面談の時間を決めてしまう、食事とか、コーヒーとか
「仕事が複雑でアウトソースできない」という思い込み
- 100点のマニュアルを作ろうとするから困難
- 70点のマニュアルを作る
- 例えば最低限チェックすべきことのリスト
同じ著者の 任せる技術
思い込みをなくす質問