若者の希少価値が高まると同時に、老人の価値はAIによる置き換えの可能性に直面している
- 思考のトリガー
-
現在の後期高齢者が20代だった1970年代は国民の社会保障負担率が5%程度だったのに対し、2023年は18.7%
-
つまり今の老人は現役の時に、我々の4分の一程度しか負担してなかった…
-
1970年の平均寿命は69.84歳…現代は平均寿命が女性87.57、男性81.05歳と長生きして若者に負担を背負わせる期間が伸びに伸びました
- https://twitter.com/phd_pharmd_im/status/1727593012086378860?s=46&t=gkSZtjGEtUZPO0JCzBxCBw
-
- かつて生き残ることが困難だった時代は、生き残った老人は少数のよりすぐりだった
- 老人が過剰になり、若者が希少になると、若者に希少価値が生まれるのではないか
- 一方で「老人は人生経験がたくさんあり、若者にはあまりない」という構図自体は変わらない
- そうするとどうなる?
- 若者はひとりでなら早く走れる。年寄りがいると遅くなるが、遠くに行ける
- 連れて行く価値があると思われた老人が連れていかれる
- そうでない老人は取り残される
- 知識は複製できるので老人をたくさん連れて行く必要はない
- チームに1人くらいでいい?
- そうすると「連れて行かれる老人」の席が老人全体の人数よりかなり少なくなり、椅子取りゲームが発生する
- 近い将来、希少なリソースを奪い合って老人同士の争いが発生する
- そもそも人間自体を連れて行かなくても「老人の人生経験から学習をしたAIで十分」ってことになるかも
- 1人の人間が持てるのは高々「数十年×1名」の経験に過ぎないので複数人分の経験を蓄えたAIがあれば「人間の老人は必要ないな」になりうる
- 「AIによって仕事が奪われる」なんかよりもよっぽど「単に長く生きてるだけで価値があると思われていた老人の価値」がスポイルされる可能性の方が高いんじゃないかな
- 単に「若者の半分くらいの馬力でしか活動できない人」として扱われることになる