神道が生と死の概念を統一する役割

2023-08-31 23:36 omni.icon

研究ノートダイジェスト

神道が生と死の概念を統一する役割について、学生を戦地に送るにはのフラグメントとの関連性が見られる。神道の生死観が、学生たちが「悠久の大義」のために死ぬことで「永遠に生きる」ことができるという新しい「死生観」を導入する着想に影響を与えた可能性がある。

仏教の究極目的は「永遠無限絶対の存在」との合一であり、それによって生死の世界を超脱すること。これは、華厳宗の開祖杜順の思想を第四祖澄観が整理し、迷いの世界「事法界」を加えて4つにした。

信仰については、「即身成仏」思想を採用している。即身成仏とは、この現世においてこの身のままに悟りを得ることが可能という考え方である。しかし、悟りは「得ている」「得ていない」の二分法ではなく、悟りを求める道は死ぬまで続ける必要がある。

「考える」とは何かを考えるプロセスでは、神託であると考えて現状とのつながりを見出そうとすることによって思考の膠着状態を破壊する。これは「双対を考える」ことで、具体的には「双対の空間に写像してそちらで考える」ということである。

生きるとは創造することであり、創造とはバラバラで異質のものを、意味のあるように結びつけ、秩序づけることである。人間は創造主体であり、生きるとは混沌に秩序ある流れを創り出すことである。

extra info

titles: ["学生を戦地に送るには", "華厳Kozanebaまとめ", "信仰について", "方法序説", "「体験過程と意味の創造」勉強会4", "「考える」とは何かを考えるプロセス", "生きるとは創造すること"] generated: 2023-08-31 23:36

previous notes

神道が生と死の概念を統一する役割