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真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学
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シリコンバレーに関する漠然と持っていたイメージがデータを元にズバズバ破壊されて行って、「あれー、『シリコンバレー』ってバズワードの一種だったのかな?」というような気持になってくる
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「官僚ごときに~と言われて腹が立たないのか?」という記述を見て、あれ?と思って出版日を確認した。2017年5月発行
- カバー裏の著者紹介に2005年以降の経歴が書かれていない
- Wikipediaを見れば現在の職場は明らかだけども、あくまで個人の意見ですよ、ということなのだろう。
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まず世の中の言説をピックアップし、それらの主張のどこがおかしいのかをデータで指摘していくスタイル
- 世の中の「テーゼ」に対して「アンチテーゼ」を提供するので、ジンテーゼを作るのは読者が自分でやれ、という印象
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コンパクトな新書サイズだが100件以上もの参考文献によって出典が明記されていて便利
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ベンチャーキャピタルの目利き論
- ベンチャーキャピタルトップ5社が2011~2013前半に出資した88社のうち80%の70社は、役員経験やコネや学歴のある創業者だったというデータを元に「目利きは難しい」としている
- 焦点:シリコンバレー神話の虚実、成功への鍵は「学歴やコネ」
- 「X or Y or Z」って条件だとどうしても広くなりがちだから詳しい情報が見たいなぁ
- 僕は根拠はないが何らの目利きはできるのではないかという肌感
- ベンチャーキャピタルトップ5社が2011~2013前半に出資した88社のうち80%の70社は、役員経験やコネや学歴のある創業者だったというデータを元に「目利きは難しい」としている
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ミンスキーが学生だった1952年にはベル研では「30年もかからないような研究に手を出すな」と言われたそうだ