「理解度」という概念は、分母に「本に書かれている情報」を持ってくると、 ・100%理解するまで分母が不明 ・時間をかければ掛けるほど高い値になる傾向がある という点から不適切な尺度だ。

一方で「早く読みすぎて理解度が下がってしまった」などの表現は便利。 このギャップはどうやったら埋まるかなと考えていたが、 ここでいう「理解度」ってのは分母が「本に書かれている情報すべて」ではなくて 「時間」だと考えるほうが適切なのではないか。 つまり「単位時間あたりに得られた理解の量」ではないか。

初出 2014-04-18