美大に行って一番最初に言われたのが「君たちが生まれるよりとっくの昔に全ての『斬新なアイディア』なんて先人アーティストが出し尽くしてる。オリジナリティや新しさにこだわるより『自分がやる』ことの必然性に価値を見出しなさい」だった

文脈: 美大 自分がやることの必然性 新しさより必然性 新しさより必然性 新規性

kur.icon このあたりは、理系とはちょっと考え方が違うのかもしれないなと思った。理系の場合、先人の研究をしっかりサーベイして、いかに自分たちが⊿tを出せるか考えるんですよね。そこに「新しいアプローチ」はあるかもしれないけど「自分がやる必然性」で査読は通らないと思う。 Twitter

  • 文脈:
    • 「査読に通らない」は暗黙に「査読に通ることが価値である」と前提している
    • 論文を書いて査読に通すことが価値であると考えているコミュニティ、という文脈

この二つは「新規性」と「自分がやる必然性」(ストーリー性?)のどちらを重視するか、というコミュニティの価値観の違いなのかもしれない

「自分がやる必然性」を重視する価値観は何によって発生したのか

kur.icon ちなみに今うちの会社の美大卒の人と話をしてたんだど、今は斬新なアイディアを作品単体ではなく、作品を点として、その集合で面としてオリジナリティを出すのが主流とのことでした。これがすなわち、作家性とか、自分がやる必然性として価値を出すことにつながるのかも、と思った。

  • tokoroten.icon 発注側の視点からすると、複数の点があると、そこの面の中であれば発注可能なんだな、ということが判断できるんだよね なので、似たような仕事をいくつかしていると、「たぶんこれもできるやろ」っていう案件が飛んでくる

  • kur.icon それもある意味で作家性かもしれない

  • 関連: 点ではなく確率分布としてのアート