知性体を教育する上でどういう情報を与える必要があるか考えていたら、「それScrapboxなのでは?」というひらめきが降ってきた。整理してみたらちょっと違うところもあると気づいたが、面白いのでメモしておく。 派生元: 思考の結節点2019-01-21
- 知性の発達における最初のアウトプットは指差し=ポインタを示すこと
- そのフィードバックから学ぶ
- そのフィードバックはどのようなものか?
- 対象の中の抽象化を促す情報
- 抽象化とはどのようなものか?
- A:
- 重要な部分を抽出
- ハンドルを与える
- 他の情報へのリンク
- Scrapboxは人間に何を与えるのか?
- ブラケティング=重要と思うキーフレーズのマークアップ
- 詳細情報が書かれたページに対する、簡潔なキーフレーズでの言及手段(=ハンドル)を与える
- ページタイトルも同じ機能
- TwitterやFacebookなどの単なるパーマリンクと違って、そのタイトル自体から人間が意味を読み取れる
- 詳細情報が書かれたページに対する、簡潔なキーフレーズでの言及手段(=ハンドル)を与える
- リンク
- 繋がったことが色で表現される
- 「関連しそうなものがあるぞ」と人間が思い出すこと、連想することを機械が代替してる
- キーフレーズからリンクを作成している時に、曖昧検索で類似のキーフレーズがサジェストされる
- キーフレーズを単なる識別子として使うのではなく、キーフレーズ同士の間の連想を提供
- 繋がったことが色で表現される
- ブラケティング=重要と思うキーフレーズのマークアップ
厳密に言えば、Scrapboxはブラケティングという「重要部分マークアップの手段」は提供しているが、人間が入力した長文に対して重要部分をマークアップしてくれるわけではないので、この部分に関しては「Scrapboxが人間に情報を与えている」というわけではない。 仮にScrapbox上の文章に対して、Scrapboxが「その文章中に含まれている、他のページでリンクやタイトルにされている文字列」をブラケティングの候補としてサジェストしたとすると、それは抽象化を促す情報提供になると思う。