• 自分の所有に帰するものは、他者への危害を引き起こさない限りで、たとえその決定の内容が理性的に見て愚行と見なされようとも、成人の自己決定に委ねられるべきである

  • ジョン・スチュアート・ミルの『自由論

  • 功利主義と個人の自由に関する論考のなかで提示された概念

  • 自由を構成する原則

    • 「他者危害排除の原則(英語: to prevent harm to others)」
    • 他の人から見て賢明であるとか正しいからと言って、何かを強制することは正当ではありえない
  • から導出される

論拠

  • 個人の幸福への関心を最大に持つのは本人である。

  • 社会が彼に示す関心は微々たるものである、

  • 彼の愚行についての彼の判断と目的への外部からの介入は、一般的推定を根拠とするだろうが、誤る可能性が高い

  • よって彼自身のみ関わる事柄こそが、個性の本来の活動領域であって、この領域では他人の注意や警告を無視して犯すおそれのある誤りより、他人が彼にとっての幸福と見なすものを強要することを許す実害のほうが大きい。

  • 愚行の結果として受ける批判や軽蔑、拒否などは当人が引き受けなければならない