from 2019未踏ジュニア 強い競合がいるプロジェクト

  • 西尾: 中高生が一夏を投じるプロジェクトを決める上で、競合資本の有無のような外的要因を重視する のは健全でない
  • 石井: 一夏を投じることは単にきっかけ、その先も走れそうな人を応援したい
  • 安川: 外的要因に気づいて期間中にピボットするのも全然アリ

石井PM

  • 未踏ジュニアは人材発掘が目的だと思うので必ずしも新規性は求められるものじゃないとは思うけれど、明らかに資本が入った競合がいて、そこと差別化難しい場合などはそのままなら勝ち目なさそうだけど本当にやる気続くの?って疑問は当たり前に生まれる。もはやレベル上がりすぎて全く新規性無かったり、そのクリエイターがやる大義がないプロジェクトは難しくなってきたんじゃないだろうか(※あくまで1PMの意見です。)

    • https://twitter.com/kyasbal_1994/status/1126999903765286912
    • 西尾
      • 未踏ジュニアはPMの合議や投票で採択を決めるのではなく、PM個人の価値観が大きな影響を持つし、それが良いところだと思う。その価値観の多様性を見せるためにあえて強めに反論する。 中高生が一夏を投じるプロジェクトを決める上で、競合資本の有無のような外的要因を重視するのは健全でないのでは

      • 「勝ち目なさそうだけど」という指摘の仕方は暗黙に「勝つべきである」という価値観に基づいているわけだが、その価値観は全PMに共通するわけではない。主語を曖昧にするのは良くない。「私はこう思う」というべき。「PMみんながそう思ってる」という誤解を招く表現は良くない。

      • https://twitter.com/nishio/status/1127032188015235072
      • 未踏ジュニア の採択に関する僕の心の動きを内省してて気づいたのだが、僕は「こういうテーマだと採択されやすいだろうから、これをやろう」という思考を嫌悪してて、まず「これがやりたい」があってそれから「どう説明したら支援を得られやすいだろうか」となる流れを好ましく感じてるっぽい

      • 統一見解があるように思われると、それに合わせていこうとして、前者の流れが起きやすくなる。PMそれぞれ考えは違うことの可視化によって「人それぞれだからあまり気にしても仕方ないな」と思って自分自身の気持ちと向き合う割合が増えると良いと思う。

      • https://twitter.com/nishio/status/1127038735248322560
    • 石井PM
      • もちろん1PMの意見。

      • ちなみに僕は一夏を投じることは単にきっかけであってほしいと思っていて、“未踏ジュニアに今採択されているから”というやる気の理由がいつか消えた時自分のプロダクトを信じれる気持ちだけでその先も走れそうな人を応援したい。

      • どうすればそのプロジェクトにやる気が続くかというのは個人的な主観に寄らざるを得ない。

      • ちなみに資本と言ったのは一つの例に過ぎなかったとは思う。例えば大規模なOSSが既にあってそれが圧倒的人気を博していた時、なぜPRを送るのではなく新しく作るのか?という疑問も当然生まれる

      • https://twitter.com/kyasbal_1994/status/1127038015069495297
    • 安川PM
      • 外的要因に気づいて期間中にピボットするのも全然アリかなと思っているので、僕の場合は『アイデア』より『人』を見ていますね 😸#未踏ジュニア

      • 例えば、そういった機転を効かせるか初志貫徹するか自分で決められる判断力がありそうかとか、決めたことを実現できる技術力があるか等を見てます 📜👀✅

      • https://twitter.com/yasulab/status/1127041635798224897
    • 鈴木PM
      • 私見だけど U-17 未踏ジュニアはごく一部の採択された子のためだけの施策ではない。保護者や先生、教育機関に「コンピュータが得意な子を(勉強やスポーツが得意な子と同じように)応援する取り組みがある」と知ってもらうことで、小中高生が開発に熱中できる環境・雰囲気を作る効果のほうが重要。

      • 高校や大学など自身の進路を親に説得するときに未踏ジュニアが材料になったり、大学入試を変えたり(現時点で慶應と首都大に未踏ジュニア優秀者の優遇あり)、目に見える形でも社会に作用している。

      • なので、未踏ジュニアについてツイートしてくれたり、日常で話題にしてくれる応募者・関係者のみなさんのおかげで、小中高生がより一層開発に熱中できる環境・雰囲気が生まれています。ありがとうございます。