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ある種の成果物の制作とは、この弱いつながりを強いつながりへと変換していく作業だと言えるかもしれない。 →社会学における弱い紐帯の強みとの関係性は?

グラノベッター弱い紐帯の強みは、新規性のある情報は家族や会社の同僚のような強いつながりよりも、友達の友達とか、久しぶりにあった人みたいな弱いつながり経由で入って来ることが多い、という話。 それは、強いつながりを持っている相手とは頻繁に情報を交換するので持っている知識の均質化が進んでいるからだ。

概念やシンボルの間に弱い紐帯の強みと類似の構造を探すなら、それは「新しいつながり」を発見する上では、よく知られた教科書的な構造などの強いつながりではなく、弱いつながり経由で起きることの方が大きいよ、ってこと。 よく知られた、教科書などに書かれた「つながり」はすでにコモディティ化していて、新規な価値を持たない。新しい希少なものを生み出したければ、自分で弱いつながりをたどって見つけ出すしかない。乱読のセレンディピティだな。

アナロジーで違う空間に投影することによって新しい発見がある例。 関連 エンジニアの知的生産術 p.194 たとえ話・メタファ・アナロジー