ドミニオンにおいてシャッフル頻度を指す言葉。

強力なカードを買った時に、それが使えるようになるのが早い、というメリットに注目されがちだけど、勝利点カードを買った時にそれが手札にくるのも同様に早くなるのが問題

別途「回転コントロール力」を考えられそう。圧縮によって単に枚数を減らしただけのデッキではコントロール力がない。

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  • 同じBig Money戦略を、通常の初期のデッキから初めた場合と、「初期デッキの2倍」から始めた場合の、ターンと8金を超える確率の関係
    • デッキ中のカードの割合は同一なので、平均金量ももちろん同一
    • 枚数が2倍多いというだけでこの差が生まれている
  • 平均購買力の分布
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    • ちょっと凡例の色がおかしいけど、低い方が二倍デッキの方
    • 初期デッキでの平均購買力は3.5でターン1,2は3.5。
      • 通常デッキなら銀貨を買うことによってターン3,4では5.0くらいまで増える。
        • 6金に到達するケースもしばしばある。
      • 一方で二倍デッキの方ではまだシャッフルが行われてないので3.5のまま。
        • T5で初めてシャッフルされて5.0前後になる。
        • T8まで5前後に留まるが、その間に通常デッキの平均購買力は7まで到達する。
          • これは「2回に1回属州を買える」状態
          • そこに到達するまで8ターン掛かるが、それはつまり通常デッキは先に4枚属州を買うということであって全く勝負にならない。

回転力の定義として「デッキのシャッフル頻度」としているものがあって、納得感があった。 この定義なら、初期デッキは0.5、完全引き切りデッキは1.0となる。 ただしこれは幅のある値で、同じデッキでもプレイによって異なるしコントロールできる。典型的なのが使者の「あなたのデッキをあなたの捨て札に置いても良い」効果 https://wikiwiki.jp/dominiondeck/使者 この効果を使えば次の手札のドローで確実にシャッフルが起きるので、好ましい時には使うだろうし、そうでない時には使わない。 好ましい時とそうでない時があるならコントロールできることは力なので 回転力を「デッキのシャッフル頻度」とするなら「回転力コントロール力」が別途あることになるし、コントロールりょくを「回転力」と呼ぶなら「シャッフル頻度」は「回転」だろうと思う。

まあ、既に回転力という言葉が頻度を指して広く使われてるみたいなので、意味を変えない方が良いだろう。

https://wikiwiki.jp/dominiondeck/借金