YuzoKano: 50代のリストラはかなり深刻化してると思います。レジュメをほぼ毎日見ていますが、50才以上が半分くらいあるのではないかと。 年収も上がっていて、多くの候補者は専門性がないので非常に雇いにくい。 そして大企業病なので、「大企業のノウハウをベンチャーにインプットできる。」と言った謳い文句 YuzoKano: 経営経験があるわけでもないので、大企業のノウハウを一人で構築することまではやってもらえない。 そして大きな会社から小さな会社に行くのだから、年収を上げてくれと。 発想が、大企業>>ベンチャーになっているのと、自分視点なので上手くいかない。 YuzoKano: 小さな会社から見た時に年収が高い人を雇うメリットを説明してもらわないと雇えない。 ロジックとして「大企業にいた自分が(リストラになって)小さな会社に行くのだから、当然それくらい払ってもらわらなと困る。君たちも大企業の大人が必要でしょ?」というのが見え隠れするんですよね。 YuzoKano: この姿勢だとミスマッチは解消できないのではないでしょうか? 50代の大企業リストラ組が真剣に見つめ直さなければいけないのは、大企業のブランドがない状況での、ご自身の市場価値かと。 労働市場には、同じような候補者が溢れかえってます。それが見えてない。 YuzoKano: 経営経験、輝かしいキャリア、専門性。 それがない場合は頭を切り替えて若い人と同じように手を動かして働ける人になるのが良いのではないかと思います。

shin_semiya: これは100%中高年の側に原因があるとも言い難いんですよ 大企業のリストラの初期段階で、追出し対象に対してセミナーや「キャリア振り返りカウンセリング」を行うんです ここで対象者に「あなたはすごいスキルを持った人だ」「だが赤字続きの会社ではすごい貴方にチャンスを用意できない」 (続く) shin_semiya: 「すごい貴方が能力を活かせないまま、腐っていくのはもったいない」 「大企業で培ったスキルをベンチャーなどで活かしてみては?」 とプライドをくすぐりつつ相手を煽てるわけですね。 これと同時並行で別の人事担当者が「給与を下げた上で、刺身タンポポ作業をしてもらうことになる」と言うんです

shin_semiya: 「組合がかなり頑張ったので我々もこれでも待遇面ではかなり譲歩している」 と御用組合ageも忘れません。 “組合とは話がついているから泣きついても無駄だ”って意味なんですが。 先程のカウンセラーは「若い人ほどすぐに決めるわけではないが」と期待値を調整しつつ「ベンチャーは小さいから枠はすぐ

shin_semiya: 埋まってしまいますよ?早い者勝ちです。1年迷えばその分いいところの採用枠は埋まってしまいます」 と言って早く決断するよう促すんですね。 このときカウンセラーが囁く夢物語は「凡人の俺がベンチャーで大活躍!」というなろう小説ばりの夢物語に近いです。 というかそのものです

shin_semiya: 俺TUEEができると思い込んだ対象者が「刺身タンポポ作業はプライドが許さないし、すごい俺が活躍できるならいっちょ転職してみるか!」と、早期退職に応募したくなるよう促しているわけですね。 1年くらい転職活動して騙されたことに気づく頃には退路は全て閉ざされていて退職は撤回できないわけです

shin_semiya: なろう小説の異世界転生って言い方したけどかなり近くて。 追い出しの対象になるくらい本気で大したことできない人ですら俺TUEEEできると思わせますからね

shin_semiya: キモは 「待遇ダウンでプライドが許さないようなクソ仕事の部署に異動」 「早期退職して割増退職金ゲットしつつ転職、すごいスキルを活かして俺TUEEEする」 という2つの選択肢しかないように思い込ませることです。 ダブルバインディングっていう相手をハメたい時に使う話術です。

shin_semiya: 「早期退職にサインしない、転職活動はする」という選択肢を取らせない追い込み方は一部は知っているけどあれ結構きついんですよね。 舞い上がった普通の人はサインしちゃう。

nishio: 必要ないインスタンスを効率的にターミネートする方法が洗練されている感 同じような感覚を「必要なものと必要ないもので法人格を分けて、それぞれの法人が独立採算で動くようにした」って話を聞いたときにも感じた