- 柄谷 行人
- 交換様式A〜Dについて論じて、Dを掘り下げた後、A〜Cも掘り下げるべきだと考えた結果「力」に帰着した話
- 昔から野菜や料理を作りすぎてしまった時に「[[おすそわけ]]」することが行われていた
- これにお返しをするのが交換様式A
- デジタル財に関しては、コピーのコストが安いので自分が欲しいものを作った後で、それを世界中の人に「おすそわけ」できる
- これが[[OSS]]の発生
- しかし、商品の交換である[[交換様式C]]が一般的な現代において、OSSの作者に対して交換様式Aに基づく「お返し」が行われない
- つまりこの問題は「交換様式Cが一般的である社会において交換様式Aが機能不全に陥っている」と表現されるわけだ
- なので「様式Cを体験した上で高次のAに戻ること」である様式Dが解決になる
- 関連: [[OSSで共有地の悲劇が起こることにどう対処するか]]