image 他人に任せることによって得られそうなものが、自分の得たいものである確率を「低い」と感じてしまって、任せるための行動がデモチベートされてしまう現象がある

ならば自分でやればいいじゃないか、という選択肢も「自分の時間リソースが不足してる」「もっと人に仕事を任せることを学ぶべき」などの色々な口実で抑制されて、結局どちらの選択肢も取れないまま先延ばしになってしまう。

上記の「口実」を口実だと思う理由は、自分でやったら達成できる見込みがあるなら「やらないで先延ばしにする」という現象は発生しないだろうからだ。 「時間リソースが足りない」も、しばしば「得られるものの期待値が低いので、時間リソースを優先的に割り当てる意思決定ができない」ということ。「時間がない」という発言が観測された時のよくあるパターン。 image

この状況は「自分でやるか」「他人にお願いするか」の二者択一で考えてるのが思考の囚われ誤った二者択一

他人に期待しないの後半で書いたように、これは二段階の行動だと解釈すると良い。「自分の得たいもの」は自分が一番よく知っているので、最終的にそこに持っていくところは自分が担当する。そのスタートポイントをゴールに近づけることを他人に任せる。 image

補足

  • ここで「他人が先にやって、後で自分が巻き取るのが良いか、それとも自分が先にやって後を任せた方が良いか」と考えるとまた誤った二者択一になってる
  • 例えば、自分がざっくりドラフト作ってから他人にお願いして、上がってきたものを自分で手直しする、という三段階も現実的な解
    • この「自分でざっくりドラフト」も任せるためのプロセスなので、任せるかどうかどっちつかずの心境では着手しづらい