from The Art of Worldly Wisdom 人を助ける時には記憶よりも知性を使おう 人を助ける時には記憶よりも知性を使おう。前者は単に思い出すだけなのに対し、後者には考える力が必要だからである。

あなたに知恵の光があるなら、シェアしなさい。ないならそれを乞いなさい。 最初は用心深く、最後は心配そうに。

  • nishio.iconこれ、「ある場合、ない場合、それぞれ」について言ってるのか「最初」が「ある場合」を指してるのかどちらだろう
    • 「用心深くアドバイスする」「心配そうにアドバイスを求める」ということ?

与えすぎるなという話は物事を一時的に中断しておくこととも共通する話

過去に似たものがあった的思考と関連してるかも

  • 「最近流行り?昔からあったよ」
    • 最近の話をしてるところで「昔からあった」ということは文脈を無視した昔話

    • なるほど、つまり
      • 「記憶を用いた手助け」は過去の記憶を引っ張り出してるだけ
      • 「知性を使った手助け」はまず現在の状況を聞いてから現在の状況にあったアドバイスを作り出す
    • ということか。
    • 現在の文脈とマッチしてない昔話を大量にされてもうざいので連想した記憶をべらべらしゃべって手助けしてるつもりになってはいけない
      • ヒント以上のものを与えてはならない。

      • これはケチで言ってるのではなくミスマッチな情報をたくさん与えても意味がないということ
    • そう考えると最後の文がつながる
      • 彼が「いいえ」と考えたら、「はい」を探しに行くのです。そこに巧みさがある。ほとんどのものは、単に試みないから得られないのである。

      • 彼が「得られない」と思い込んでいるものに対して「こうすれば得られるかも?」とヒントを与えるのが良い。
      • ほとんどのものは単に試みないから得られないのである

多くの人がà proposを省略するのは、それが思い浮かばないからである。

そんなとき、友人のアドバイスがあれば、その良さがわかるかもしれない。

その時々に必要なものを提供できるのは、心の最大の贈り物の一つである。

それがないと、多くのことが実行できないからです。

知性の光があれば、それを分かち合いなさい。 ないときは、それを求めよ。

最初は用心深く、最後は心配そうに。

ヒント以上のものは与えない。 この技巧は、あなたが注意を喚起した相手の関心に触れるときに、特に必要とされるものである。

最初は味見程度にとどめておくこと。 そして、それでも不十分な場合は、より多くのことを行う。

彼が「いいえ」と考えたら、「はい」を探しに行くのです。 そこに巧みさがある。 ほとんどのものは、試みないからこそ手に入らないのだから。

記憶力よりも知性で助ける方が良いのである。 lxviii

後者は記憶だけを必要とし、前者はνοῦς(ヌース, 理性)を必要とするからなおさらである。多くの人がà proposを省略するのは、それが思い浮かばないからである。このような場合、友人の助言によって、その利点を理解することができるだろう。その時々に必要なものを提供できることは、心の最大の贈り物のひとつである。自分の知性の光を、持っているときには共有し、持っていないときにはそれを求め、最初は注意深く、最後は心配そうに。ヒント以上のものを与えてはならない。この技巧は、あなたが注意を喚起した相手の関心に触れるときに、特に必要となる。最初は味見程度にし、それで物足りなくなったら、さらに味見するようにしましょう。彼が「いいえ」と考えたら、「はい」を探しに行くのです。そこに巧みさがある。ほとんどのものは、単に試みないから得られないのである。


lxviii It is better to help with Intelligence than with Memory.

The more as the latter needs only recollection, the former νοῦς. Many persons omit the à propos because it does not occur to them; a friend’s advice on such occasions may enable them to see the advantages. ’Tis one of the greatest gifts of mind to be able to offer what is needed at the moment: for want of that many things fail to be performed. Share the light of your intelligence, when you have any, and ask for it when you have it not, the first cautiously, the last anxiously. Give no more than a hint: this finesse is especially needful when it touches the interest of him whose attention you awaken. You should give but a taste at first, and then pass on to more when that is not sufficient. If he thinks of No, go in search of Yes. Therein lies the cleverness, for most things are not obtained simply because they are not attempted.