さてオードリー・タン氏が,民主主義の活性化(-タン氏によれば,民主主義とは完成された「化石」ではなく,「人の生活を便利にする生きたテクノロジー」である-)を指向する中で重視しているのは,デジタル民主主義を実際に起動させるための,様々な「プラットフォーム」構築であろうと推定される。 タン氏は…Quadratic Voting…を高く評価し,また実際に台湾で実行に移している。 …「投票者が期せずして,『自分の望む投票の組み合わせ』を考えられる」というこのシステムは,投票行動における一種の「ポートフォリオ」の形成を重視する,ということかもしれない。 --- 「デジタル民主主義」の可能性を支えるプラットフォーム | 平田 潤

ある議題に対して棄権し、その分を他の議題への発言力に使えるようにすることで、棄権に積極的なインセンティブを生み出している。 限られたリソース資源配分をどうするかという問題に個々人が取り組むことになる。