プラセボは認知能力を向上するが、自分で作ると手の内がわかりすぎてイマイチなので、お互いにプラセボを交換するクラブがあればよいのではないか?
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ルール
- 人体に害のある成分を入れてはいけない
- 非合法な成分を入れてはいけない
- ロールプレイ開始の合図を決めて置く。「ここだけの話~」とか。
- ロールプレイ中は相手のストーリーを肯定する。ストーリーに納得できないとしても、自分が飲まなければいいだけなので、他人の作ったストーリーを否定してはいけない。
- 販売すると薬事法に触れかねないので基本的に物々交換。
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こういうロールプレイをすると良いのではないか:
- 「ここだけの話、ちょっといいものを手に入れたんだ」
- 「お、なんだい?」
- 「これさ、一見ただのビタミン剤に見えるだろ?でも強い抗酸化作用のある成分が含まれていて、脳の中のフリーラジカルを還元して認知機能を向上させるんだ」
- 「いいねえ、いくらだい?」
- 「特別に1万クレジットでどうだい?」
- 「うーん、ちょっと手持ちが足りないなあ、代わりにこれはどうだい?見ろよこの禍々しい黒い粒。これは30種類もの生薬を煮詰めて固めた丸薬で、空腹時に飲むことで胃壁から特殊なアルカロイドが吸収されて脳関門を通過し、アデノシンレセプターに拮抗することで認知機能を向上させるんだ」
- 「いいねえ、そっちは30粒入りかい?じゃあそっち一袋に対してこっち3粒でどうだい?」
- 「おう、いいぞ」
Twitterのログ
- パズルの成績が、栄養ドリンクを飲んでも飲まない人と変わらず、安売りの値札が付いたドリンクを飲むと下がり、パズルに効くと書かれたドリンクを飲むと上がる、という実験結果を既に知っててドリンク裏の成分表も読める僕は何を飲むのが良いのでしょうか…
- 市販のドリンクを入れると謎の波動を送り込んで究極ドリンクにしてくれる装置を作るとか、自分でブレンドして最強ドリンクを作るとか、素晴らしい効果を歌うかっこいい商品ラベルを作って市販品に貼るか…
- 成分が同じであっても安売りされてると効果が下がる実験結果があるのだからとりあえず高いのを買うべきで、一方ドリンク剤だけでは効果が出ないことも示されてるので、すごく効果がある旨の解説書をつけるべきで、ドリンクにそれをつけて売ると薬事法に触れるから、説明書だけ売れば良い
- プラセボを自分で作ると手の内がわかりすぎててイマイチなのでお互いにプラセボ作りあって交換するサークルがあればいいのではないか?
- しかしそのクラブはよっぽど信頼できる人で固めないと、集中できる薬だよーっていって覚醒剤を入れてくる人が出るかもしれない。危険だ。
- 医薬品の定義が意外と広くて、小麦粉でも「頭が良くなる」っていった時点で人の機能に影響を及ぼすことが目的とされてるから医薬品になるように思う http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO145.html
- でも「業として製造してはいけない」だから趣味で作って仲間と交換するのは合法だな
初出2017-09-21 https://twitter.com/nishio/status/910818097216417794