3つの単語、例えばパンダ、サル、バナナが与えられて、そのうちの2つをグループ化せよという課題をアメリカ人と中国・台湾人の大学生に出題した結果、アメリカ人は「パンダとサルはどちらも動物である」というグループ分けをする傾向が高く、中国・台湾人は「サルはバナナを食べる」というグループ分けをする傾向が高かった。

  • Ji, L. J., Zhang, Z., & Nisbett, R. E. (2004). Is it culture or is it language? Examination of language effects in cross-cultural research on categorization. Journal of personality and social psychology, 87(1), 57.
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物事をどうグループ分けするかに関して、2通りの考え方があり、それは地域によって偏っていて、本人は偏りに無自覚。 2通りあることを認知し、意識的に使い分けられるようになるとよい。 KJ法は意識的に後者のグループ分けをする。パンダとサルを同じグループに入れて「動物」という表札を付けるのではなく、サルとバナナを同じグループに入れて「サルはバナナを食べる」という表札を付ける。