問題を目標と現状の差異だと捉えて、それを減少させる道具や方法を発見し適用する過程を「問題解決」であるとした、今わかっている中で最も古い記述。原著初版が1960年、1977年に全面的な改訂が行われ、それの翻訳が1979年。
ハーバート・サイモン「意思決定の科学」P.95
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問題解決は目標の決定、現状と目標(あるべき姿)との[差異]の発見、それら特定の差異を減少させるのに適当な、記憶の中にある、もしくは探索による、ある道具または過程の適用というかたちで進行する
- (問題解決大全 P.54からの孫引き)
- 実際にはこう書かれていた
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問題解決は目標の設定、現状と目標の間の差異の発見、それら特定の差異を減少させるのに適当な、記憶の中にあるもしくは探索による、ある道具または過程の発見、およびそれらの道具または過程の適用というかたちで進行する。
- 問題は、どんどんと分解されて、下位問題を生み出す。
- 私たちが解くことのできる問題にまで分解できたら全体的な目標が達成できる
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- すべての問題がこの方法で解決すると言ったわけではない