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新宿紀伊國屋2023-08-24

体験流

第2章―2 『体験過程と意味の創造』について 村里忠之

第3章―1 ジェンドリンの現象学 諸富祥彦

  • 1 ジェンドリンの哲学的問題意識
  • 2 伝統的な「経験」 観と現代哲学における「経験」観
  • 3 言語分析に関するジェンドリンの理解
  • 4 現象学に関するジェンドリンの理解
  • 5 言語分析と現象学が共有する根本問題
  • 6 根本的転換
  • 7 ジェンドリン現象学の「基準」 --- 「解明」の生起
  • 8「解明」と「言明の恣意性の問題

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第3章―2 現象学的概念現象学的方法か

  • 夢について
  • メダルト・ボスを批判して――」 (一九七七)(抄訳)
  • ユージーン・T・ジェンドリン著
  • 諸富祥彦 訳

第4章 ジェンドリンの倫理学―「過程価値」 ないし「プロセス・エシックス (過程倫理学)」 諸富祥彦

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第5章 身体-環境、暗在的含意と生起、進化そして行動 末武康弘

  • 『プロセスモデル』 第Ⅰ章~第V章
  • 2 第一章「身体―環境」、第Ⅱ章 「機能的循環」、第三章「対象
  • 3 第IV章 身体と時間 (THE BODY AND TIME)
  • 4 第V章 進化、新しさ、安定性 (EVOLUTION, NOVELTY, AND STABILITY)
  • 5 第VI章 行動 (BEHAVIOR)

第6章 『プロセスモデル』第三章にみるジェンドリンの言語論 得丸さと子

  • 1 ジェンドリン哲学と「プロセスモデル」をめぐる現状
  • 2 「プロセスモデル」の中での第VII章の位置づけ
  • 3 身体と環境は一つのプロセスである
  • 4 動物にとって“ジェスチャー”は行動である
  • 5 自己意識は自分が何かを感じていると感じることである
  • 6 通常の普遍性は〝第三〟の普遍性である
  • 7 道具を使っている間はアクション文脈は休止している
  • 8 シークエンスはメッシュの中で、暗在的にもそれ自身としても機能する
  • 9 人間のジェスチャーはシンボルである
  • 10 パターンそのもの”により目の前にない文脈を推進できる
  • 11 “側面的交差〟で原言語的シンボルはオノマトペから離れていく
  • 12 〝収集的交差〟から語-ユニットが跳び出る
  • 13 一つの語の文脈は集められた文脈 (S) と相互作用文脈からなる
  • 14 統語的ルール(文法)は身体的起源を持つ
  • 15 言語の使用は再イブイブイングである
  • 16 言語は自己-閉鎖的である(芸術は新しいパターンの創造である)
  • 17 相互作用は言語を伴って発展し続ける
  • 18 人間は語があれば他の状況に動くことができる
  • 19 パターンシークエンスが跳び出し文脈を推進したときが、 フリップである
  • 20 類が普遍と個別を作る

第7章 プロセスモデルの章について――フォーカシング&TAEの真の用途 村里忠之

  • 2 一九九七年のジェンドリン: 新装版 「ECM」への序文と「PM』の出版
  • 3 TAE
  • 4 ジェンドリン哲学の先駆者たち
  • 5 新しい哲学
  • 6 プロセスモデル第VI章: 動物的行動
  • 7 プロセスモデル第VII章: 人間の基礎的存在様式
  • 8 「ダンス」=行為の始まり
  • 9 VIIの中にVIIIを!
  • 10 からだの知恵(直接照合体)に直接照合する思慮 (deliberateness)
  • 11 からだの知恵とその理論化としてのプロセスモデル
  • 12 VIIIのパイオニアたち
  • 13 全く新しい全体性としてのVIII
  • 14 直接照合体が生じる場所
  • 15 モナド
  • 16 ダイアフィル
  • 17 結論と始まり、あるいは科学と哲学、あるいは継続する哲学

第8章 TAE (Thinking At the Edge) とは何か? 村里忠之

  • 2 TAEとは何であるか?
  • 3 からだの知恵から始める
  • 4 ユニットモデルを超えて、我々の自然を回復することは如何にして可能か?
  • 5 パターンを超える言語を創造する (ヴィトゲンシュタイン)
    • あるいは言語の暗在性の活用(ジェンドリン) 38
  • 6 TAEのステップ
  • 7 ステップのさらに詳しい説明
  • 8 TAEには社会的目的が在る
  • 9 論理と時間―空間科学は体験的展開の内側においてのみ存在する

第9章 体験過程論における自己同一性の問題 上嶋洋一

  • 1 はじめに: 問題の所在
  • 2 体験過程論の人間観
  • 3 体験過程論からみた自己の一貫性同一性の問題
  • 4 おわりに:「動的真理 (moving truth)」 を求めて