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エリヤフ・ゴールドラット (著), 三本木 亮 (翻訳)#ゴールドラット
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ザ・ゴール=企業の目標=お金を儲けること
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特に工場の経営において、色々な指標がありすぎる
- その結果、この「お金を儲けること」の達成を測る指標ではないものにフォーカスしてしまう過ちが起きる
- 特に「稼働率」がまずい
- 誤ったKPI設定の一例
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財務上の指標
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工場でよく使われる、1時間の生産個数などの値はこの財務上の指標に直結しない
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ゴールドラットの提案する指標
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生産能力を市場の需要に100%合わせて縮小すると、スループットが減り、在庫が増える
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スループットはボトルネックによって規定される
- ボトルネックが「制約」である
- ボトルネックの効率を改善する
- 休憩時間を工夫して機械が止まらないようにする
- すぐに必要にならないものを作らない
- 品質検査をボトルネックの前にやる
- ボトルネックの負荷を減らす
- 他の方法で作業ができるならそちらに流す
- 非ボトルネックの稼働率を高めると、業務費用を使って在庫が作られる
- 非ボトルネックは余裕があるためボトルネックが処理できる以上に作られてしまう
- スループットはボトルネックで決まるため増加しない
- 結果、仕掛在庫が積み上がる
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- ボトルネックのペースで全体の資材投入タイミングを決める(ドラム)
- ボトルネックの後工程で必要になる資材は、ボトルネックを通過した資材がそこに到達するタイミングまでに届けばよい
- ボトルネックで処理できる以上の速度で前工程を投入しないことにより、ボトルネック前の仕掛在庫を減らす(ロープ)
- 事故など不慮の統計的変動は、ボトルネック以外には余力があるから問題がいないが、ボトルネックが影響を受けると問題、そこでボトルネックが止まらないようなバッファを持つ
- ボトルネックのペースで全体の資材投入タイミングを決める(ドラム)