「性能の劣ったものが市場を奪う」という形の破壊的イノベーションが起こる時、既存事業側の専門家は「これは既存のものに比べて性能が劣っている」と主張することがしばしばある。

この主張にはあんまり情報がない。イノベーター側は、既存のものに性能Xが劣っていること知っている。しばしば意図的にそれを下げている。それが別の性能Yを上げることにつながるからだ。 関連: 戦略キャンバス

イノベーターは既存専門家を説得する必要はない。彼が作るものがイノベーションになるかどうかは、その専門家の意見ではなく、顧客がそれを好むかどうかによって決まるからである。

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