自分が自分のアイデアを守るためにアイデアを思いついた時点で公開する なぜ公開するのかに対する一つの答え

あるアイデアXを思いつく

  • CASE1: それを心の中にだけ置いといた場合
    • 別の人Aが似たアイデアYを話してるのを聞いた時
    • 「僕も似たことを考えてた」と証拠もなしにいうのはダサい
    • 似たことを考える人がいたことでアイデアの「良さ」評価が上がる
      • なら着手するか?
      • 今までやってなかったのに急にやり出したら「Yを聞いてから似たアイデアXを思いついてやった」と見える
      • もしYがクローズドな場で話された場合、自分のアイデアXを公開することが「パクって少し変えたものを自分のアイデアであるかのように公開した」と言われる可能性がある
      • 「Yの話を聞く前にXのことを考えていたのにXを実行できない」という状況になりフラストレーションが溜まる
        • 特にXの方がYより優れてると思う時に顕著
  • CASE2: あらかじめ公開していた場合
    • 他人からパクリだと言われることを恐れずにアイデアXを実行できる
    • 聞いたタイミングよりも前の考察メモを示すことができるため
    • その考察メモが単なる思いつきではなく十分発展してて他人の参考になるくらいの情報量がある場合
      • アイデアYを出した人Aに伝えることができる
        • これは「僕も似たことを考えてた」と証拠もなしにいうのと違って「自分が先だ」アピールではなく「役に立つかもしれない情報の提供」だからダサくない
        • 僕が明示的に与えてるのだからAがXの情報を使うことは問題ない、元から公開情報
        • 僕がXを続けるのも問題ない、僕がオリジナルだから

これは多くの人に成り立たない状況かもしれない

  • 多くの後輩の「新しいアイデア」を秘密の状態で知り得る立場
    • その立場を利用して後輩のアイデアをパクったとみなされるととても困る
    • 一方で毎年何十件も出現する「アイデア」に対してその類似のアイデアを実行不能になると自分の自由な研究の妨げになる

具体例1

  • 未踏でスキップリストの実装が行われてた時、社内でも同僚がスキップリストの実装を行ってた
  • どちらも公開してなかったので、僕はどちらの人にもその情報を伝えられないな、と悩んだ
  • この時は多分どっちも見ないことにしてどっちのプロジェクトにも深く関わらないことにした

具体例2

  • 会社でやってることにすごく近いテーマが未踏で採択された
  • 関わりを避けていたのだがよりによってPMがコミュニケーションを取らせようとしてくる
    • 結局社内でやってたものもやめてしまった
      • 新しいものを生み出す気持ちってちょっとした懸念があるだけで萎えてしまう

具体例3